朝日新聞バッシング風潮が渦巻く中で、本当に大事なことは見えなくなる、ということを知らされる衝撃です。読むうちに、サスペンス映画の展開を追っているような気持ちになり、いやこれは現実に起こってしまっいるとんでもないことだし、将来にわたる懸念が生じてしまったんだ、と気付かされました。

数を頼んだ「朝日新聞を糺す国民会議」とやらを、多くの有名言論人が呼びかけ人になって結成しようと動いているようですが、本当に物を観る言論人ならそんな場合ではないでしょう。
　時流に乗っかって人々を煽るのがマスコミ・知識人の役割であるはずがない。一般の人が見落としている気づかないでいること・問題の本質をこそ鋭く知らせてくれるのが役割でしょう。

ここライジングこそ、その役割を全うしている希有な言論発信の場、と改めて思いました。
　風が吹く度に舞い踊り吹き溜まる枯れ葉のようでなく、時の風の中を歩いて行くため、この道しるべを、と思います。