>>58 これに関しては2つの説があります。ひとつは多数派である法律事項説です。皇位継承資格を男系男子に限定するのは法律上の要件であるから、皇室典範を改定すれば女系天皇を認めることは可能である説。 次に憲法事項説で、憲法の世襲要件の中には古来からの伝統である「皇統の属する男系」が含まれているので、女性・女系天皇の実現の為には憲法改正が必要である説。 ちなみに、戦後しばらくの政府解釈では、「皇位は一貫として男系継承であったこと」「世襲は男系である」としています。女系を認めない理由は「皇統が皇族に非ざる配偶者の家に移ったと観念されることも免れえない」(幣原内閣) ここで重要なのは「観念」です。観念とはあくまでも「心に残る印象」「状況を受け入れること」であり、普遍的ではないということです。時代が下れば変わるようなもので、戦前の価値観を色濃く残した、戦後すぐの「観念」を継承する必要性はないということです。
チャンネルに入会
フォロー
小林よしのりチャンネル
(ID:19723146)
>>58
これに関しては2つの説があります。ひとつは多数派である法律事項説です。皇位継承資格を男系男子に限定するのは法律上の要件であるから、皇室典範を改定すれば女系天皇を認めることは可能である説。
次に憲法事項説で、憲法の世襲要件の中には古来からの伝統である「皇統の属する男系」が含まれているので、女性・女系天皇の実現の為には憲法改正が必要である説。
ちなみに、戦後しばらくの政府解釈では、「皇位は一貫として男系継承であったこと」「世襲は男系である」としています。女系を認めない理由は「皇統が皇族に非ざる配偶者の家に移ったと観念されることも免れえない」(幣原内閣)
ここで重要なのは「観念」です。観念とはあくまでも「心に残る印象」「状況を受け入れること」であり、普遍的ではないということです。時代が下れば変わるようなもので、戦前の価値観を色濃く残した、戦後すぐの「観念」を継承する必要性はないということです。