monmon のコメント

SAPIO・10月号の「大東亜論」を読んで、前原一誠の生き様に胸が熱くなりました。
自らが戊辰戦争で打ち破った越後の民を救うため必死に新政府に嘆願する姿には、感動すら覚えました。同じ「占領軍の施政者」でも、マッカーサーと大違いですね。あと妻と妾を同居させていたというエピソードを読んで、高杉晋作みたいだと思いました。しかもそれを両人とも容認していたなんて、度肝を抜かれました。
前原の事を頭山満は「誠一筋の男」、箱田六輔は「前原先生となら死ねる」と話していましたが、とても共感できます。前原の妻と妾は、もう一つの頭山・箱田の姿なんだと思いました。男女の関係なく、ここまで人を惚れさせる前原こそ「男の中の男」だと感嘆せずにいられませんでした。
僕は長州藩の人物では高杉晋作が「推しメン」ですが、前原に「推し変」したくなりました。歴史に「if」は禁物と言われますが、もし高杉が長生きしていたら、前原や西郷隆盛と手を組んで新政府に対抗したのではないかと考えてしまいました。
最後に出てきた箱田の「俺はやるぞ!」ポーズを見て、「新ゴー宣」13巻で紹介されていた、岸端さんが「俺はやるぜ!」というタイプの男性に優しくしたいと話していたエピソードを思い出しました。最近朝ドラで話題の「伝助萌え」ならぬ「六輔萌え」をする女性読者が出てきたら、面白いですね。

No.109 125ヶ月前

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