magome のコメント

>>96 Kazutakaさん
>>94 叢叡世さん

Kazutakaさん、はじめまして。magomeと申します。お二人の意見交換を興味深く読みました。

百田氏が以前に何を考えていたのかは別として、問題は百田氏が作家になり、「永遠の0」を書いた動機と結果を含む、これまでの氏の思考に到る経歴とその結果を知ったうえで近年の発言を評価することが大切なのではないでしょうか?

小林師範も「戦争論」を書くまではオウム事件や薬害事件で「個」が理没した人々が巻き起こす事件で疑問を抱き、従軍慰安婦論争を得て「つくる会」に参加して現在の歴史観を持つまでに至ったわけですし、ここの愛読者を含む多くの小林師範の作品を愛読する人々にも「戦争論」を読むまでは自虐史観だったという人も多くいますし、「つくる会」を誤解していた人々も多く存在します。
これは「天皇論」や「脱・原発論」、そして「大東亜論」でも思考が変わり、成長しているという視点では同じでしょう。
池上氏はこれまで従軍慰安婦を取り上げたことがなく、その嗜好に至るまでの経歴も明確に記さずに突然、慰安婦問題を取り上げているから批判されているのであって、もし、現状や動機を書いたうえで書いていればまた違った内容となっていたでしょう。
百田氏がいかなる発言をしたところで、その思考が小林師範のような誰も考え付かない独自の思考に基づく発言でもなく、その思考に至るまでの経歴を明確に表さない以上は雰囲気にそった人気どりのための発言でしかないと判断し、過去の公に表れていない私人としての行動や発言を探って判断するまでの存在ではないと思います。

それと、百田氏の私の見解についてですが、「永遠の0」は小林師範の「戦争論」ほどに奥の深い、感情を揺さぶる物語を感じなかったことから映画は見ていませんし、なぜにあの著作と映画が宣伝されているのか、理解できませんでした。よって、作者としての百田氏にはあまり関心が湧きません。

現在の発言を判断するのは本人の公式に出している発言と動機、そして結果であって、公に出ていない私人としての発言を探って判断するような存在ではないと思います。なぜなら、人間はその発言にはそれまでに至るまでの様々な経験に基づいた動機と結果に基づいているからなのです。

小難しい書き込み失礼しました。発言を判断するのはそれまでの動機と結果だと述べさせていただきました。

No.104 124ヶ月前

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