なぜ、男系派は男系継承に拘るか？かつて『わしズム』で八木秀次はこう書いていました。「保守主義の中心原理には時効（プレスクリプション）があり、幾世代で継承されてきたものは、その時の人々が取捨選択で残ったものであり、それゆえ正しい。それを破壊するのは歴史の冒涜である！」
これは、おかしな話です。だったら江戸時代まで続いた封建主義を破壊した明治維新、戦前まであった側室制度を破壊した昭和天皇、有史以来初めて民間の妃を迎えた今上天皇は歴史の冒涜を犯した！大罪だ！ということになります。
彼らが正論などでそう書いたのは見たことがありません。
今回のライジングのテーマと重なりますが、保守とはイデオロギーに染まらず、国内・国際環境を慎重に見極め、変えると事は変えていくものでしょう。これでは保守＝因習主義です。
こんなイデオロギーに染まらず、常に思考することの大切さが今回のライジングで分かりました。