よしりん先生がゴー宣道場で書かれた「ノアの箱船に乗れない罪人」を読んで悟ったことがあります。それは神＝女性が怒りを爆発させたとき、何もかもが手遅れであるということです。若い頃夫に振るわれた暴力から生じた夫への憎しみを「定年まで夫に尽くすふりをして、一人で何もできない夫に惨めな思いをさせてやろう」と、夫の定年祝いの席で三行半を突きつけた女性もいます。夫が暴力を振るわなくなった定年までの歳月も、この女性の憎しみを昇華させることはできなかったのです。
天災も憎しみによる報復も忘れた頃にやってきます。鈴木都議の謝罪だけで女性蔑視ヤジ問題をうやむやにしようとする鈴木都議も自民党も、そのときがくる前に悔い改めたほうが身のためです。「早く結婚すれば」「やる気があれば」「努力次第」で子供は生まれないのです。自民党出の首相夫妻は子宝に恵まれませんでした。それは決して昭恵夫人がやる気がなかった訳でも努力不足だったのでもありません。あのヤジに肩入れした方々は間接的に昭恵夫人をも侮辱したのです。安倍氏はこのことに気づかれていないからこそ、この騒動をうやむやにしようとしているのでしょう。国民の報復の前に昭恵夫人の報復に足元すくわれるかもしれませんね。