直明 のコメント

今週号も、楽しく一気に読みました。ありがとうございました。

今回のゴー宣のテーマは、私にとってはとても身近な事柄で非常に興味深く読みました。よしりん先生が言われるように、劣化したナショナリズムってすごくいやですし、それがスポーツと結びつくことを不愉快に感じます。

私は、ワールドカップやメジャーな大会の試合をテレビで見るぐらいの熱心ではないサッカーファンですが、それでも、ナショナリズムに関係なく、単純にプレーのすばらしさやサッカーの面白さを堪能できます。スポーツは人に感動を与えますし、人生を学ぶこともできますが、それ以上に過剰な役割を求めることはナンセンスだと思います。

スポーツで政治は変わらないし、変わるべきではないし、サッカーで国が勝ったからと言ってその国のステータスが上がるわけではないし、たかがスポーツ、されどスポーツ、というスタンスで十分だと思います。

私もワールドカップで日本の選手を応援しますが、なぜかなと考えたときに、それは、日本の選手が自分にとって一番身近だからだと思いました。身近な存在を自然に応援することは、ごく当然のことだと思います。でもスポーツ選手の日本代表と言うのはそれだけの存在ですし、もちろん私たちにとってはヒーローや憧れですが、でも、ただのスポーツ選手どまりでいい存在だと思います。負けたって、一生懸命がんばってくれればそれでいいとしか言えません。私たちとは次元が違う能力をもった人たちなんですから。

私は、スポーツは国境を超えると思います。実際に、スポーツによって国境を越えて影響力を与えているすばらしい日本人はたくさんいますし、日本人に限らず多くのすぐれたアスリートがそうした存在です。私たちはそのようなすぐれたアスリートの技術、努力、生き様、人格に魅了されます。劣化したナショナリズムなどスポーツに何の益ももたらしません。

そうやって純粋に競技を楽しむ人たちも多くいると思いますが、ゴー宣で言われていたような、劣化したナショナリズムがますます顕在化していることも事実ですよね。この国が、どんどん幼稚化しているような気がします。

No.39 126ヶ月前

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