よしりん師範、木闌師範、時浦師範代、みなぼん編集長、スタッフの皆様、今回も執筆・編集・配信、ありがとうございました。上でも謝罪文を書きましたが、もう一度。ここ数号(しかも師範と編集長の洋行中というタイミング)におきまして醜態をさらしたこと、本当に申し訳ありませんでした。 さて、「ゴー宣」の感想からです。国民に不利な決定をするときは言葉の言い換えで騙せるという現政府の態度は、国民はどうせ政治に無関心だろうという、確かに非常に国民を馬鹿にした態度です。しかし、小選挙区制の末路としての一強他弱で政権が動かない政治状況、日々の暮らしもままならない貧困層と既得権益を守りたい富裕層に完全に分断された経済システム、そしてマスコミが簡単に政権に抱き込まれていく翼賛体制とにより、最早ニヒリズムに浸りきるしかないという如何ともしがたい現状があると思います。誰も突っ込む気力もないわけです。だから、有効で的確なツッコミを入れてくれるライジングの存在は本当に救いであると毎週感じております。ありがとうございます。 安倍自民党の面々は今まで見せてきたタカ派装いを崩せばコアな支持層の支持を失いますが、さりとてマスコミ世論を抑えながら国民を説得して、個別的自衛権行使のために自衛隊法改正の議論に進むという覚悟も端からないわけです。だから「集団的自衛権さえあれば、いざとなったら米国が守ってくれる」というウソ話で国民を欺くしかないのですが、集団的自衛権の目的がそもそも米国の戦費負担を軽くするモノであるため、「守ってもらうためには応分の負担が必要」という嘘に嘘を重ねることになり、綻びを繕えば繕うほど論理が破綻していくわけです。集団的自衛権の政府による説明を聞いていますと、「積極的平和主義」は「究極的従米主義」に聞こえます。 石破は憲法前文「専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ」を引用しましたが、米国による専制と隷従する日本という戦後の政治状況、政府による貧困層圧迫とコアな支持層による在日外国人への偏狭を日本から永遠に除去してから言ってほしいものです。さらに「自国のことのみに専念して他国を無視してはならない」のは確かですが、自国の(一部既得権者の)利益のために他国に過度に干渉するのは米中露であり、その一角である米国の傭兵になろうと積極的に務めている現政権の態度が憲法の精神に適う筈がありません。 平和を愛する(笑)米国民の公正と信義に信頼して(信頼しきれないから、手土産に集団的自衛権で自衛隊員の命を差し出し、TPPで資産と文化遺産を差し出している)、われらの安全と生存を保持しようと決意(したフリを)しています。 「ザ・神様」ですが、交渉人タケミカヅチの圧力は米国並みですね。大国主は我が子に丸投げですか。TPP交渉を甘利に丸投げして外遊してた安倍みたいですね。八重事代主は捨て台詞吐いて自死するし、タケミナカタは頼りないし、結局大国主は積極的に平和を求めて国譲りしちゃうわけですね。でも無条件降伏ではなく有条件降伏なのですが、この辺りがどう描かれるかも楽しみですね。 「ウィキ直し!」は本当にちょっとずつちょっとずつしか進みませんね(笑)。今回は600年→400年というセコイサバ読みが一番笑えました。皇統問題も、議論に勝っても勝負に負けるという事態があるかもしれないと、ニヒリズムに浸りきった政治状況を見ていて思うことがあります。 こんな日本と世界の状況だからこそ、西郷から頭山に受け継がれた、大アジア主義として結実した魂が必要なのだと思います。『大東亜論』は究極的に意義のある仕事だと思います。よしりん師範、心より応援しております。 「挑戦的平和論」という言葉には矛盾や乱調は一切ない! na85
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よしりん師範、木闌師範、時浦師範代、みなぼん編集長、スタッフの皆様、今回も執筆・編集・配信、ありがとうございました。上でも謝罪文を書きましたが、もう一度。ここ数号(しかも師範と編集長の洋行中というタイミング)におきまして醜態をさらしたこと、本当に申し訳ありませんでした。
さて、「ゴー宣」の感想からです。国民に不利な決定をするときは言葉の言い換えで騙せるという現政府の態度は、国民はどうせ政治に無関心だろうという、確かに非常に国民を馬鹿にした態度です。しかし、小選挙区制の末路としての一強他弱で政権が動かない政治状況、日々の暮らしもままならない貧困層と既得権益を守りたい富裕層に完全に分断された経済システム、そしてマスコミが簡単に政権に抱き込まれていく翼賛体制とにより、最早ニヒリズムに浸りきるしかないという如何ともしがたい現状があると思います。誰も突っ込む気力もないわけです。だから、有効で的確なツッコミを入れてくれるライジングの存在は本当に救いであると毎週感じております。ありがとうございます。
安倍自民党の面々は今まで見せてきたタカ派装いを崩せばコアな支持層の支持を失いますが、さりとてマスコミ世論を抑えながら国民を説得して、個別的自衛権行使のために自衛隊法改正の議論に進むという覚悟も端からないわけです。だから「集団的自衛権さえあれば、いざとなったら米国が守ってくれる」というウソ話で国民を欺くしかないのですが、集団的自衛権の目的がそもそも米国の戦費負担を軽くするモノであるため、「守ってもらうためには応分の負担が必要」という嘘に嘘を重ねることになり、綻びを繕えば繕うほど論理が破綻していくわけです。集団的自衛権の政府による説明を聞いていますと、「積極的平和主義」は「究極的従米主義」に聞こえます。
石破は憲法前文「専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ」を引用しましたが、米国による専制と隷従する日本という戦後の政治状況、政府による貧困層圧迫とコアな支持層による在日外国人への偏狭を日本から永遠に除去してから言ってほしいものです。さらに「自国のことのみに専念して他国を無視してはならない」のは確かですが、自国の(一部既得権者の)利益のために他国に過度に干渉するのは米中露であり、その一角である米国の傭兵になろうと積極的に務めている現政権の態度が憲法の精神に適う筈がありません。
平和を愛する(笑)米国民の公正と信義に信頼して(信頼しきれないから、手土産に集団的自衛権で自衛隊員の命を差し出し、TPPで資産と文化遺産を差し出している)、われらの安全と生存を保持しようと決意(したフリを)しています。
「ザ・神様」ですが、交渉人タケミカヅチの圧力は米国並みですね。大国主は我が子に丸投げですか。TPP交渉を甘利に丸投げして外遊してた安倍みたいですね。八重事代主は捨て台詞吐いて自死するし、タケミナカタは頼りないし、結局大国主は積極的に平和を求めて国譲りしちゃうわけですね。でも無条件降伏ではなく有条件降伏なのですが、この辺りがどう描かれるかも楽しみですね。
「ウィキ直し!」は本当にちょっとずつちょっとずつしか進みませんね(笑)。今回は600年→400年というセコイサバ読みが一番笑えました。皇統問題も、議論に勝っても勝負に負けるという事態があるかもしれないと、ニヒリズムに浸りきった政治状況を見ていて思うことがあります。
こんな日本と世界の状況だからこそ、西郷から頭山に受け継がれた、大アジア主義として結実した魂が必要なのだと思います。『大東亜論』は究極的に意義のある仕事だと思います。よしりん師範、心より応援しております。
「挑戦的平和論」という言葉には矛盾や乱調は一切ない! na85