配信ありがとうございます。
今の政治家を見てると、戦争と平和について理知的にバランス感覚を持って考えてる奴がほとんどいないような気がします。
それどころか、国（国家）や権力が憲法の制約の下にあることさえ分かっていない。安倍も石破もアメリカに認められたいから憲法の制約を舌先三寸でないことにしてしまう…。
でも、そんな政治家を選んだのは日本国民だし、今選挙で投票してる主な層が団塊の世代です。突き詰めてみれば戦後民主主義への疑いなき信仰が、今の理念なき政治に繋がっていることは明らかです。彼らは国家と憲法の関係や戦争と平和の真実を真面目に考えたことなんてないのです。戦争というものが外交交渉の延長であり、国内の憲法を踏まえて国際法に則ってやらなければならないという基礎知識さえ知らないのです。だからアメリカであれロシアであれ、一国が独占的に世界の平和を代弁することは許されることではないのです。
東アジアで日本が主体的な外交を捨て、アメリカに追随してるから、中国も北朝鮮も無自覚なナショナリズムが暴発してると思います。集団的自衛権を安易に行使する前に、まず戦争以外の外交交渉をきちんとやって、自衛隊に憲法上の然るべき地位を与えて、どの国の干渉も受けない確固たる国家主権を作り、外交や戦争で日本が自力でイニシアティブを取れるようにすることが先です。その順番もあいまいで、有権者をだます巧言令色だけの政治家が、国際的な信頼を得られるはずがないのです。