武藤 のコメント

<続き>
江戸時代で日本が「平和状態」を維持できていた時にヨーロッパは帝国主義時代で海外に植民地を築き、資本主義が隆盛し
変動著しい時代でした。この平和状態を築けたのは鎖国政策のおかげですが、なんとこの鎖国政策のせいで大東亜戦争になったという学者がいます。渡部昇一です。渡部氏は江戸文化は好きだが、鎖国をしていなければ日本はアジアに雄飛していたと言います。戦国末期から日本人は東南アジア各地に進出し、親日的な地域ができていたから大東亜戦争時のような欧米の禁輸政策は起きなかったと。これって極めて結果論的であり、安全地帯からの先人に対する配慮のない妄想としか思えないんです。『代表的日本人』の中で内村鑑三はこう書いています「長く続いた日本の鎖国を非難するのは、まことに浅薄な考えであります。日本に鎖国を命じたのは最高の智者であり、日本は、幸いにも、その命に従いました・・・世界と比較的開けていたインドはやすやすヨーロッパの餌食になりインカ帝国とモンテスマの平和な国が世界からどんな目にあわされたかお分かりでしょう。」また、鎖国政策を非難する連中とは「戸締りが厳重な家に押し入ろうとする強盗」であるとも書いています。内村によると世界から隔絶していることは必ずしもその国にとって不幸ではなく、世界にとっても良いことであると書いています。この意見はまさに現代にも通じますね。TPPに参加しないのはガラパゴスだ!と非難するのは「強盗」の味方なんですね。つまり、保守派の重鎮である渡部氏は強盗の味方であり、単なるい「一国平和主義」サヨクであることが江戸時代考察で分かってしまいました♪

No.88 129ヶ月前

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