武藤 のコメント

>>84
江戸時代論は面白いから江戸時代の平和について書いてみようかと思います。
全国統一した家康は内乱を防ぎ「平和」を築くために各大名に対する統制を強めました。まず大名が守るべき事柄を示した武家諸法度を定めました。そこでは新しく城を築くこと、大船を築くこと、大名同士の婚姻を将軍の許可なしでの禁止などを規定し、違反すると改易、減封、転封など厳しい処分が行われました。さらに家光の代になると参勤交代制ができて、各大名の財政上大きな負担になりました。統制は朝廷・寺社にも及び禁中並公家諸法度を制定し、京都所司代が監視し、朝廷の政治活動を封じました。寺社に対しては寺社奉行を置き寺社法度を定め、キリスト教政策として寺請制度を設け、すべての人々をいずれかの寺の檀家にしました。国外ではキリスト教の侵略を防ぐために貿易をオランダ・清のみに定め窓口を長崎の出島に制限し、ヨーロッパの文物を吸収しオランダ風説書により外国の情報を収集しました。
まさに、反乱分子を統制することにより平和は実現し、平和が実現したから文化が隆盛したのです。
平和を考えるときに、サヨク的な「みんな仲良し」という一国平和主義では平和は築けないことを江戸時代が証明しているのではないでしょうか。

No.87 128ヶ月前

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