洋食屋masa のコメント

武藤さんとna85さんの議論を改めてて読み直して見ると、
江戸時代の土台が、他の藩からの人材や金の流入の加速化・一極集中化から起きた負の面も多々有る事が分かりましたね。
田中角栄が現れる遥か昔から、実は一極集中・大都市圏の肥大化、近代で言う、
ストロー現象と同じ事が起こってたんだと痛感しますね。意図的だったかは別にしまして。

藩から藩への人や財産の流失流入は、有る程度は制限はされて居たとは言え、
人や金が集まれば自然と過密化が起き、インフラの整備が進み、
更にそれを整備するために、人や金の一極集中化が大都市圏、
まあ江戸時代で言うと、幕藩体制のお膝元に進み過ぎ、
他の藩の人材不足・富の流失・それに寄る労働者不足・インフラ整備の遅れ・疲弊にも繋がった面が有る様ですね。
明治維新の藩閥化にしろ、政党政治・民主化にしろ、
長年の幕藩体制の疲弊感に寄る処の負の部分での封建否定、その蓄積こそが、
後々の西洋を元にはして居るとは言え、やはり日本的な部分との融合の、今の立憲君主化の土台に成る訳ですから、
これは幕末動乱期以前から、既に培われて居たのかも知れません。

江戸時代の幸福感は、各藩ごとに情報が有る程度は寸断されて居たと考えられますから、
庶民が俯瞰で価値相対化が出来なかったから、それ自体は分からないとしても、
やはり地方から見た江戸と江戸庶民が味わって居た感覚には、
かなりの温度差も有ったのでは無いかと、
今の「自身の現実と実生活」と比べて見ても、考察出来ますね。近代日本に通じるテーマだと思います。

やはりポイントポイントだけで無く、時代時代を掻い摘んで、点で考えるのでも無くて、
線で繋がって居る、多角的に考察が必要だと思います、
それが歴史を学ぶ意義に繋がるとも思うのです、それこそが歴史の連続性だとも思うのです。
そう考えてみると、現与党はそう言う考察が果たして有るのだろうか?と、違和感しか浮かびませんね、
今の政権政策には懐疑的に成らざるを得ないですね、勉強に成りました、ありがとうございました。

No.78 128ヶ月前

このコメントは以下の記事についています

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

小林よしのりチャンネル

小林よしのりチャンネル

月額
¥550  (税込)
このチャンネルの詳細