りっくん のコメント

先生のブログの内容にいくつか共感したのでコメントさせて頂きます。

この前の朝生について。
蛮人とは恐らく、正月スペシャルの時にも先生が指摘されていたジャーナリストの山際のことかと思いますが、主張以前に議論する者としてのマナーがなってなさすぎて出演者から総ツッコミされていましたね。こんな老害のために年金払いたくないよ、と思わざるを得ませんでした。もう番組に呼ばないでほしいです。
内容はもう「オバマは安倍総理の憲法解釈変更を喜んでいるんですよ!中国に対抗するためには今の内閣のスタンスを貫くということでいいじゃないですか!!」の一点張りで、議論も何もあったもんじゃなかったです。
他にも長谷川幸洋は、議論する上での知識の無さを弁護士から「ちゃんと勉強してからここに来てください」と指摘されたのに対して、「その発言はジャーナリズムとしての私の立場を認めないことを意味する!言論の自由の侵害だ!」とこちらも訳の分からん発言をしていました。
昔はどうだったのかよく知らないのですが、最近の朝生はずっとこんな調子で、論客らしい人たちが議論じゃなくて自己主張ばかり繰り返していて、開始30分後と終了直前とで事態が何も変わってないことが殆どです。番組の効果としては、現状を各立場から説明しているだけにすぎず、議論が全然されていないと思います(もしや今の国会や連立政権や自民党の内部でも??)。もっとも、空気の読めない言論オヤジが冷笑されているのを楽しむ、というバラエティ番組として見ればまだ娯楽的要素もあるのかもしれませんが…

論文至上主義について。
確かに研究の成果は論文で認められるものですし、論文を出す際には不備などはあってはなりませんが、近年の過熱する研究競争の弊害として中身スカスカの体裁だけ整えられた論文が量産されまくっているという事実は認めざるを得ません。「3年で論文5本」とかのノルマを課せられるが故に、このような事態が起きてしまっています(ちなみにこのノルマは適当です)。
さらにいうと、本当は研究においては論理に論理を積み重ねた上で研究者としての考察を述べることが何より重要なのですが、最近は論文にインパクトの大きいカラー画像を1枚貼付した方が評価が上がったりすることも多いです。そこに論理はあるのか?と疑問を持ちたくもなるのですが、これも論文至上主義の弊害といえるでしょう。
山中教授の件に関してはノーベル賞を受賞したiPS細胞ではなくES細胞の論文に対する指摘であって、確かに重箱の隅をつついたような指摘であり、悪意のある暇人がやったんだと思わざるを得ません。研究者に対する評価は、研究分野についての見識の深さや、データに基づく考察力などにあることを忘れてはなりません。
(なお小保方さんについては、私はまだ認めておりませんw)

No.157 129ヶ月前

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