カレー千衛兵 のコメント

【「恋愛禁止条例」から「恋愛スルー条例」へ】の感想

私は「恋愛スルー条例」によって、
AKBから【マジ】や【物語】を見い出すことが
できなくなっていました。

私はNMB48のファンで、渡辺美優紀は推しメンの一人です。
TEPPENラジオを聴き、昨年の総選挙にも投票しました。
みるきーの生誕祭・チームNの劇場公演にも行きました。
生誕祭を盛り上げた実行委員を初め、みるきーファンの皆様は、
礼儀正しくて、親切で、そして情熱的でした。
私はステージだけでなく観客席にも魅入られてしまいました。
アンコールを先導するファンの方は、その口上で
「みるきー!生まれてきてくれて、ありがとう!!」と叫びました。
私はその「家族のような絆」に驚き、胸が熱くなりました。

小林よしのり先生も登場したことのある
「みるきーファイ!」という個人サイトも好きで拝見しておりました。
その管理人は昨年の総選挙で、
みるきーのことを全力で応援していました。
それは本当に全力中の全力。健気なくらい全力。
お金・労力、持てる限りの全てをつぎ込んだことと存じます。

・・・だからこそ、今回の「スルー戦略」が、悲しかったんです。

大企業のCMをやれば、スキャンダルについて釈明することも謝罪することもできないことは、業界に詳しくなくても察しがつきます。
推しメンが大企業のCMに採用されるくらいメジャーになってくれることを心から望み、応援していたのはファンです。
「日本一のアイドルになる」という夢は、
渡辺美優紀だけのものじゃない。
ファンの夢でもあったと思います。
そのファンに対して釈明も謝罪も、そして罰も受けることもできない事態を招いた“資本主義の要請”。
私は「こんな残酷なことはない・・」と失望しました。

ですが、今回の小林よしのり先生の連載を拝読し、
自分なりに良い方向に考えを整理することができました。
連載の中でも特に衝撃的だったのは、
『「恋愛禁止条例」は不文律ゆえに「スルー」こそが正しい!』
そして、『アマチュアの普通の子を、等身大以上の偏見で見るために、「恋愛禁止条例」が必要だった』という分析です。
そしてファンを3つのタイプ分類した
「一神教タイプ」「仏教タイプ」「唯物論タイプ」のお話です。

私はDDですし妻子もいて擬似恋愛の必要がない中年なので、よしりん先生と同じく「仏教タイプ」・・・と言いたいところですが、
私は「一神教タイプ」だと考えます。
私には『AKB48はたとえ何が起こうとも物語として収斂されてしまう』という自分なりの信仰心がありました。
そして今回の連載を読んで、その信仰心が復活しました!

渡辺美優紀は「不文律が完成されたAKB」の中で
「偏見で見てくれないというハンディキャップ」をねじ伏せるだけの実力を身につけ、示すしかないと思いました。
「神は乗り越えられる試練しか与えない」と言う人もいるが冗談じゃない! 「試練」と呼ぶにはあまりにも過酷なイバラの道。
ならば私は、もう一度、渡辺美優紀を支えたいと思いました!
「針のムシロ」から始まる新しい物語、私も一緒に歩くことにします。
・・・しゃーないやん「一神教タイプ」なんやからっ!(笑)
ひとたび情を寄せたからには「執着」はある!
自分の中に「狂信者」の一面があることも認めざるを得ない。

小林よしのり先生、このたびのAKB48論、
本当に有り難うございました!
手に汗握るくらい楽しかったです o(^o^)o
新しい【UGN(ウラギラナイ)48】も楽しみにしています☆
今こそ「心の安全保障」を確保しておきたいです。
AKBファンになってからは、喜怒哀楽のシャッフルが激しすぎて、
心はズタズタになっていますので(大笑)

No.106 129ヶ月前

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