直明 のコメント

こんにちは。今週のゴー宣はいつにもまして反響が大きいですね。私もいろいろと考えました。よしりん先生が、「信用できる人との繋がりを、普段から作っておかねばならない。」と言われましたが、そのことの重要さが本当によくわかります。

私には4歳の娘が一人いて、妻は専業主婦、そして妻の実家が車で5分のところにあるという、非常に恵まれた環境におります。ですので、どうしても他人に子供預けなければいけないという状況はほぼ生まれません。しかしそのような環境にあっても、「信用できる人との繋がりを、普段から作っておかねばならない」というのは痛切に感じます。

子供を持って、子供というのは自分だけのものではないということを感じました。家庭の中で、社会の中で育まれる存在であるといことを感じました。理屈はわかりませんが、そう感じたのです。

私の住んでいる団地ではお年寄りが多いですが、娘を連れて歩いていると、特に年配の女性からは高い確率で話しかけられます。「かわいいですね」、「今いくつなの」というように。親として、子供のことは常に心配です。ちゃんと成長できるだろうか、事故や犯罪に合うことなく安全に暮らせるだろうか、取り越し苦労のようなことを常に考えています。

そんなときに、年配の方から優しく声をかけられるだけで、どれほど心安らぐかわかりません。こうやって子供を見守り、関心を寄せてくれる人が身近にいるんだと思うだけで、本当に救われる気持ちになります。子供というのは親だけで育てられない、いろいろな人たちとのつながりのなかで成長する存在であると感じます。

そのような人とのつながりが身近になく、ネットに頼ってしまうというのは、本当に残念なことです。

親は子供を守らなければなりません。子育てをするためにいろいろな選択をしますが、子供の安全を優先して考えるということは当然のことです。それなのに、ネットの危険性を予測できない、あるいは軽視してしまうということは、子供を守る親の務めをしっかりと果たしていないことになるでしょう。

たとえば、危険な出会い系サイトを子供に利用してほしくないと多くの親は思うでしょう。それが子供にとって危険であるとわかっているし、犯罪にまきこまれる可能性は高くないかもしれないけど、でもそのような危険性があるということを知っているから、親は子供に対して注意したり、何らかの対策をこうじるはずです。

このマッチングサイトについても、同じようなことが言えると思います。多くのベビーシッターはちゃんと仕事をするかもしれません。しかしある意味不特定多数が存在する中で、子供に危害を加える人がいる恐れがあるということは、親であれば当たり前のように感じる必要があると思います。

私もこの事件があるまでネットのこのようなサービスを知りませんでしたが、あまりにもネットであらゆるサービスが利用できるので、ネットの危険性に対して鈍感になっているように思います。人との信頼関係がどのように築かれるか、実体験によって体得していれば、ネットの危険性には自然に気づくことができると思います。

よしりん先生が「子供を産み育てる母親は、国や行政は当てにしない、自力で育ててみせると覚悟して、人との信用を築くべきなのだ」と言われていましたが、本当に素晴らしい言葉だと思います。「自力で育てる」ことと、「人との信用を築く」ことは、相反することではなく、両立させるべきことなんだと学びました。

私自身、子供を育てるにあたって、あらためて人との信頼関係を大切にしたいと思いました。

No.47 130ヶ月前

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