airman のコメント

よしりん先生の着眼力の非凡さに、今更ながらボコボコに打ちのめされた感じです。
「ネットがなかったらどうするのだろう?」という疑問は、シンプルなだけに、問題の本質を鋭く抉っていると思いました。

困った時のために、普段から近所付き合いをしっかりやっておくのは、おそらく私の母親の世代(60代)以上の人には当たり前のことだったと思います。
味噌や醤油の貸し借りから、子守りから、なんでもご近所同士でやっていたと言う話を幼い頃、母や祖父母からよく聞きました。
今の感覚からすると、相互扶助だったり助け合いだったりというシステムが地域共同体の中で上手く機能していたんだなと感心してしまいますが、当時の感覚からすれば、そうするのが当たり前で、互いに助け合っていたなんて感覚すらなかったのかもしれません。「お互い様」という言葉がありますが良くいったものだと思います。
今回の事件を受けて、かつて日本にあった世間は、地域共同体内での相互扶助によって、個人世帯のリスクがうまく分散されていた社会だったんだと過去の日本の良さを再発見できました。

子育ては楽じゃないとは、よく親の口から聞きましたが、金を稼ぐだけでなく、いよいよ困った時に子供の命だけは救えるようにと、普段から細やかな人間関係を構築するところも含めてやっておくということだったんだと、今回のライジングを読んで思いました。
親の子に対する愛情の深さ、思慮深さに改めて感謝です。
よしりん先生を普通の人間の尺度で計ることの愚かさは重々分かっているつもりですが、にしても、子育ての経験がないはずのよしりん先生は、どうして、ここまで深く子育てについて考えることができるのかと、不思議に思わずにはおられませんでした。

高森ウィンドウズの「少子化の原因はエロ動画の普及?」ではないですが、ネットで夜のおかずを探すくらいなら可愛いですが、ベビーシッターを探すことがどれほどハイリスクで無責任な行為かということを思い知らされました。
正直、今回のライジングを読むまでは、シングルマザーがネットでベビーシッターを探すのも、已む無しかと思っていましたが、全く甘かったです。
子を育てるためなら、やれることは何でもやる、予め必要と思われることは先手を打っておく。
これらの強かさも含め、親になるにはそういう心構えが必要不可欠であることを肝に銘じておきます。

No.30 123ヶ月前

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