こいら のコメント

配信お疲れさまです。
そして今年一年お世話になりました。

さて、週刊誌が皇室のバッシング記事を書いて、大衆がそれを鵜呑みにしてしまう背景には、戦後民主主義教育の下での天皇・皇室についての正確な知識が教育現場などの公の場所できちんと教えられいなかったことがあると思います。当時は左翼が教育現場とマスコミを牛耳っていて、天皇陛下のことを「戦争の原因を作り、長い間庶民を苦しめて来た専制君主」みたいな「民主主義にとっての悪役」みたいな感じで語り「今の憲法の下では国民主権で国民が一番偉いのだから天皇の地位なんて国民の意思でどうとでもできる」みたいな驕りを戦後の大衆の中に植え付けたのです。その結果、左翼がネトウヨのように保守を偽装しはじめて(実のところちっとも彼らは保守ではないのですが)、週刊文春や週刊新潮は偽装保守の「男尊女卑」「男系絶対」の「空気」になびいた大衆に受けるための誌面を部数のためだけに作っている構図が見えます。
ですが天皇陛下をはじめ皇室の方々の意思として女系公認・直系相続は決まりきったことで、よしりん先生の『天皇論』の通りなのです。しかし、文春や新潮や偽装保守はその事実を見たくないのか、あるいは「反天皇」っていうスタンスはかっこいい、みたいな古くさい左翼の不良を演じていたいのか、そのくらい脆弱な根拠でバッシングを続けているのです。
私の小学校の校長先生は戦前の師範学校の出身で、世代としては戦中派よりも上の世代でしたが、戦後民主主義者みたいに天皇を否定することもなく、かと言って少国民世代みたいに天皇を現人神みたいな形で過剰に崇拝するスタンスでもなかったのです。やはり戦前の教育の中で、天皇・皇室に対する正確な知識をきちんと会得されて、学校教育の現場で教員の立場として子供に向き合って教えてこられたのだと思います。もっとも、今のようにマスコミやネットが発達しているワケでもなく、今みたいに「開かれた皇室」を当時の天皇陛下が目指されたわけでもなかったのでしょうけど。ですが、天皇陛下や皇室のことをバッシングするメディアは戦前にはほとんどなかったし、ましてやネットで天皇陛下のことを匿名で中傷するような輩もほとんどいなかった時代でもあったのですが…。
せめて、たたき台として教育現場に教員一人一冊はよしりん先生の『天皇論』が行き渡り、文部科学省は研修の段階で、天皇や皇室についてのきちんとしたレクチャーを教員の卵に義務づけることが大事なのではないのでしょうか。
長文失礼しました。

No.9 133ヶ月前

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