童人さんへ。
これはもう、「本土」か「沖縄」かで
対（つい）するようなレベルの問題では
なくなったように、わたしは思います。
つまるところ、わたしは、沖縄人の
アイデンティティーに賭けるしかないと思っています。
「本土」の人が自分の政権を責めるだけでは無意味だと
わたしは思います。
もちろん、鳩山の発言にしろ安倍の札束攻撃にしろ、
それ自体を批判することは非常に大事なこととは思います。
でも、わたしは、これを言ったら一部の読者に怒られるのじゃ
ないかとおもいますが、あえて言うと
沖縄の苦しみに、本土の人が「同情する」のはピント外れ
ではないだろうか。
とおもうのです。
沖縄に「同情する」ことが「格別のご高配」なのだろうか？
わたしはそうは思わないのです。
沖縄に「同情し」て、沖縄の人に強制に感謝させたり、
沖縄に寄り添うそぶりを見せて、沖縄人の歓心を買うことに
腐心する本土人を見ると、軽蔑したくもなるのです。

童人さんには苦しい言葉かもしれませんが、沖縄のことは
結局沖縄人が自らのアイデンティティーを確立させて
”自分の領土は自分で守る”
”援助も思いやりもいらない！自分（沖縄）のコンテンツ（産業）
だけで全てをまかなっていくんだ！”
これに賭けるしかない、とまで、わたしは思うように
なるのです。
無慈悲かもしれませんが、無慈悲なら許して下さい。
でもこれが沖縄の”黒雲”を晴らす唯一突破の策だと思います。