magome のコメント

>>177 toshiさん はじめまして

>食品偽装についても、悪意ある不当表記は問題外としても、こういった事態が頻発する根底にあるのは、顧客の顔が見えない商売をせざるを得ない、グローバーリズム化、新自由主義によるコミュニティーの破壊があると思うし、そのへんが見通せていると、おのずとTPP参加の是非にも立ち返るはずなのですが

飲食店を含む、馴染の店に行ってもまずは偽造かどうかよりも店員と客との信頼感があるから行くのであって、偽造をしているか否かで飲食店や店を選ぶ客は皆無であることは少しでも考えてみればわかる事のはずなんです。
例えば、寿司屋で「おまかせ」を頼むときにいちいち、ネタやシャリ、ネタとシャリに使った調味料や薬味にまで一々、山地や賞味期限なんて聞いたりしませんし、親方が握っている姿を見ればそれだけで何も疑う必要はありません。というより、そんなことまでいちいち聞くのは「野暮ったい」とされて周囲の客からも煙たがられます。下手をすると。
これは焼き鳥屋なんかでも同じです。
思うにそこまで神経質に取り上げるのならば「自分で作るのが一番」と考えるのは私だけでしょうか?

そもそも、報道機関がここまで「偽造表示」に神経質になるのも心の奥底で里山資本主義を求めているからこそなんだと思います。「偽造表示」というのは食品流通、食品製造の近代化があってこそ起こりうる「問題」なのであって、これが自作農などで原料の生産を小規模ながらしては食料の物々交換をし、市場での購入を最小限に抑えれば問題にはならないのです。
なにしろ、自分で作った原料ほど、信頼に足るものはありませんから。それが全て市場の任せてしまうからこそ「偽造表示」に神経質にならざるを得ないのだと思います。TPPに突っ込まないのもTPP推進派企業が搭載誌の広告収入だったりすれば例え疑問を持っていたとしても書けないと思います。新聞紙でもTPPに反対の社説を改定のは北海道新聞を始めとする地方新聞だけで朝日新聞は産経新聞と並んで賛成だったことからも、現在の報道機関がTPP反対を安易に書けない状況があるとみてよいでしょう。
それに平成8年の薬害エイズ問題でも元凶である米国製薬会社にまで追及した報道機関が皆無であったことから、「偽造問題」で国外からの影響まで目を向け報道機関は皆無でしょう。あの時と状況はあまり変わらないか、むしろ、悪化しているようですから。
 「偽装問題」にまで神経質になる世の中を解決する答えは「里山資本主義」にあり、さらには近代化の問題であることから、近代に対して疑問を持つ日が来ていることから「近代の呪い」をお勧めしておきます。

No.181 127ヶ月前

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