magome のコメント

>>70 こいらさん 

>「愛国デモをやるより近くの公園の草むしりをすることが真の公共性に繋がるし、国を愛することになる」

この実践を現代においてより、具体的に具現化させたのが宮脇昭 著 「鎮守の森」と「三本の植樹から森は生まれる」なのです。大東亜戦争までは武装による帝国主義の時代であり、国民皆兵に基づく熱烈な愛国運動が国を愛することになっていましたが、近年の軍隊では実戦で使える人員に育てるために最低でも4~5年の教育機関が必要で、練度の維持と高度な専門性が必要であることから国民皆兵及び徴兵制という制度では人員の確保と軍事力の維持が物理上、不可能なのです。
その一方で人員はもう、国防のために貢献しなくてもいいのかといえばそうではなく、災害に強い土地づくりが必要となってきます。そのためにはまず、由緒ある神社や寺院に植えてある樹木を中心とした「鎮守の森」を土地周辺に植樹し、土砂や自身、台風などの水害、津波に強い土地を育てることが必要なのです。
 東日本大震災でコンクリートが災害には歯が立たないことが証明されている一方で鎮守の森によって地力が高まった土地はコンクリートに変わる防波堤になると証明されつつあります。鎮守の森を育成させるには植樹してから3年の雑草刈取りが必要であり、この雑草刈取りには公園の草むしりのごとく、人員が必要となります。そして、鎮守の森により地力が自然災害に対して強くなれば、自衛隊を含む軍事力を災害復興に割く割合も少なくなり、結果的にその分、諸外国の武装勢力に軍事力を回すことが出来るわけです。
 この鎮守の森を育てるには急斜面などにも育成する必要があることから、機械の導入が難しく、結果として植樹や草むしりのために人員の導入が必要となり、その分、自然災害から國を守ることになるわけですから、結果として小林氏が述べた愛国デモをやるより近くの公園の草むしりをすることが真の公共性に繋がるし、国を愛することになる」わけです。
 詳細は「鎮守の森」と「三本の植樹から森は生まれる」を読んでいただくとして、これに不耕起農法による田圃の維持が加われば水の確保と浄化に繋がり、健全な森林と田圃の育成をした副産物によって栄養塩が河川から海にわたり、水産資源の向上につながり、不漁の改善に繋がります。
 もちろん、徴兵制と同じボランティアですので、徴兵制、帝国主義、近代国家という概念が無かった時代に庶民に愛国心を知らせるために徴兵制は強制となりましたが、森林育成はもうすでに世間に十分浸透されているので後は植樹をする土地と苗木、そして刈った草の有益性さえ証明して準備すれば人々は自然に集まることと思います。
 もし、ご興味がある方は宮脇昭著の「鎮守の森」と「三本の植樹から森は生まれる」を読んでいただければと思います。

No.120 135ヶ月前

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