こいら のコメント

ううん、流れをぶった切ってしまいそうですが、「共同体と同調圧力」についてたまたま今日起こったことを書き込んじゃいますが…。
うちの近所は農村で、定期的に地元の人が草刈りなどのボランティア活動をやってます。でまあ、私はあまり熱心に参加できない事情があり、それに関しては不文律の暗黙の了解があって不参加もやむなし、みたいな感じで今のところ扱ってもらってます(父が亡くなったあとは参加する予定ですが)。
で、今日は私の地区の隣の地区がその草刈りのボランティアの日で、私は何も知らずにその地区に神社に朝から参拝したのですが、その脇で草むしりしていた初老の男性が、あたかも私のことを犯罪者かなにか見るような視点で見てくるのです。
どうも自分の地区の若いヤツがボランティアをさぼって神社に参拝に来た、と勘違いしているみたいなのですが…。
言い訳をするつもりはないのですが、私はその神社に行くたびにまめに境内を掃除して帰るし、時々は賽銭も上げています。ですが、一応隣の地区なので、その地区の地域行事に深く参加する必要はないのかな?とは思っていたのです。
でまあ、私は40代でそんなに若くないのですが、地元から若者が今でも離れていっている現状なんですね。そして若い人が定住しないという現状もあります。共同体は大事だと頭では分かっていても、それが娯楽のない田舎だと何となくやっかいな気もするみたいな感性が若い世代にあるのかもしれません。
若い世代に話を訊いてみると、「田舎に対する憧れはあるけれども濃密すぎる共同体は嫌だ」という本音はまだあると思います。建前では「田舎に嫁ぎたい」っていう女性でも本音では「年取った旦那の両親の介護は嫌だ」とか「田舎の近所付き合いが面倒そう」みたいなところがあると思うし、結局このギャップが田舎の過疎化や少子高齢化の原因にもつながってるのかな?とも思いますね。
話を草刈りのボランティアに戻しますが、このような地域行事の参加はどのような家庭であっても強制であり、どうしても参加できない場合には違約金というかお金を払わなければならないのです。たとえ週末が残業でも、交代勤務で夜勤明けでもです。その付近の「勤め人の事情」を村の長老あたりが全く理解していないのも問題だし、たとえば寄り合いなどでその問題を指摘しようとしても議論さえさせてもらえない状況です。
せめて任意参加にするとかすれば、もっと村に若者も定着するのに…と思ってますが…。
共同体には利点もたくさんあるし、何も田舎じゃなくても何らかの共同体から逃れられないのも事実ですが、もっと風通しがよくならないのかな?とも思います。
長文失礼しました。

No.82 135ヶ月前

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