「兵器マニアは宮崎の童心であり、ゼロ戦を「殺戮兵器」と捉える感覚は、70年代以降に芽生えた宮崎のイデオロギーのはずである。」の文章を読んで、日本人の多くが今も「戦争=人殺し=悪」という認識から離れられないのかな、と思いました。 戦争は外交の一手段で、通常の殺人とは違うという事が、いつになったら常識になるのかなと暗澹たる気持ちにもなりました。 「風立ちぬ」の結末が生命至上主義になったという話もありましたが、最近のドラマ・映画もそういう傾向の作品が多くなっているように思います。「死んだら何にもならない」「生きなきゃ駄目だ」「命を粗末にするな」というセリフが、やたらと出てくるようになった感じもします。命が大切なのは否定しませんが、そういうセリフを聞くと鼻白んでしまいます。 ただ僕も「風立ちぬ」はジブリ作品の中では名作だと思ってます。この作品を観て初めて、堀越二郎の事を知り「零戦」や堀辰雄の「風立ちぬ」「菜穂子」も読みました。映画を楽しめたと同時に、自分の視野も広がってきた感じがします。宮崎駿氏には、その点で感謝したいです。 PS:くにさん、カレー千衛兵さん 今回の僕のQ&Aに対する感想、嬉しかったです。実は「実写版おぼっちゃまくん」のキャストも考えてあるんです。機会があれば、何かの型で披露させて頂きたいと思います。
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(ID:26428742)
「兵器マニアは宮崎の童心であり、ゼロ戦を「殺戮兵器」と捉える感覚は、70年代以降に芽生えた宮崎のイデオロギーのはずである。」の文章を読んで、日本人の多くが今も「戦争=人殺し=悪」という認識から離れられないのかな、と思いました。
戦争は外交の一手段で、通常の殺人とは違うという事が、いつになったら常識になるのかなと暗澹たる気持ちにもなりました。
「風立ちぬ」の結末が生命至上主義になったという話もありましたが、最近のドラマ・映画もそういう傾向の作品が多くなっているように思います。「死んだら何にもならない」「生きなきゃ駄目だ」「命を粗末にするな」というセリフが、やたらと出てくるようになった感じもします。命が大切なのは否定しませんが、そういうセリフを聞くと鼻白んでしまいます。
ただ僕も「風立ちぬ」はジブリ作品の中では名作だと思ってます。この作品を観て初めて、堀越二郎の事を知り「零戦」や堀辰雄の「風立ちぬ」「菜穂子」も読みました。映画を楽しめたと同時に、自分の視野も広がってきた感じがします。宮崎駿氏には、その点で感謝したいです。
PS:くにさん、カレー千衛兵さん
今回の僕のQ&Aに対する感想、嬉しかったです。実は「実写版おぼっちゃまくん」のキャストも考えてあるんです。機会があれば、何かの型で披露させて頂きたいと思います。