ひなたなの のコメント

以前、山本太郎議員の行動には問題があると思うと書きましたが
彼の危機感は正しいかもしれないと思うようになってきました。
最近、一般公衆の年間被ばく線量の限度を20ミリシーベルトまで緩和してもいいのではという話が出始めています。
年間20ミリシーベルトの被曝というのは
交通事故による死亡の30~35倍ぐらいのリスクになり
もし日本全体でこの基準を適用すれば致命的癌と先天性の遺伝疾患で
毎年16万人もの死亡者を覚悟しなければならない数字です
こんな非道な事をやった国はありません
原発は僻地にあり被害者も少ないので問題ないと開き直っているようですが
福島の事故から日本の人口は急に減少に転じ現在もその傾向が続いています
その変化はチェルノブイリ原発事故後のベラルーシのもの類似しており
未知の危険が存在する可能性は否定できません
すでに原発事故によって日本は衰退に向かっている恐れもあります

元々、原子炉は一般公衆の年間被曝を1ミリシーベルト以下に抑えるように安全対策がとられてきました
その対策が不十分だったから事故が起きたわけですが
これを20ミリシーベルトで良いということにすると
相当危険な原子炉も運転可能ということになってしまいます
仮にこの基準を認めるとすると原発事故が起きても
被害地域を大幅に縮小することが可能で福島第一原発事故のような大事故ですら問題ないことにされてしまいます

こんないい加減な状態で原発再稼働に突き進めば、次から次に事故が発生し
日本を滅ぼすことにもなりかねません
日本が滅びようとしている時に天皇陛下へ直訴することは
許されるのかどうか私には答えが出ませんが
山本太郎議員の危機感は正しいような気がします。

No.301 134ヶ月前

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