「風立ちぬ」は感動して、いい歳して涙ぐみながら劇場の席を立ったのですが、ただ一点感じていた違和感がありました。その違和感の正体が、今回のゴー宣のおかげでハッキリ理解できました。 まず観る前の段階、「生きねば」というキャッチコピーを見た時点で「どういう意味?」と首をひねったのが最初。その次が、作品を実際に観て、感動で涙が止まらない最後の最後に「生きて」という菜穂子の言葉を聞いた時でした。 二郎と菜穂子それぞれの生き様に感動して泣いているところへ、さらに「生きて」と言われると、「あれ?」と少し面食らったのは否めなかったのですが、コンテの段階では「来て」(!)だったというのは知りませんでした! 自分では違和感の正体に気付いていたのかも知れませんが、それを分析することで作品の感動を失いたくない…と思うあまり、違和感を脳内で修正していたのかも知れません。もしコンテどおりのセリフで、ポスターの余計なコピーがなかったのなら、違和感は感じなかったでしょう。 よしりん先生は菜穂子を「自分勝手」とスッパリ斬ってしまったのが流石ですが(笑)、僕は割と単純にすごい女だな、と思って観てました。どっちにしても、サヨクの「マッチョイズム」という評は的外れでしょう。あんな、男どころか世間にも病気にも従わない女が、弱い女のはずありません。 BD・DVDではラストのセリフを修正して欲しいものです(無理でしょうけど…)。
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小林よしのりチャンネル
(ID:6310207)
「風立ちぬ」は感動して、いい歳して涙ぐみながら劇場の席を立ったのですが、ただ一点感じていた違和感がありました。その違和感の正体が、今回のゴー宣のおかげでハッキリ理解できました。
まず観る前の段階、「生きねば」というキャッチコピーを見た時点で「どういう意味?」と首をひねったのが最初。その次が、作品を実際に観て、感動で涙が止まらない最後の最後に「生きて」という菜穂子の言葉を聞いた時でした。
二郎と菜穂子それぞれの生き様に感動して泣いているところへ、さらに「生きて」と言われると、「あれ?」と少し面食らったのは否めなかったのですが、コンテの段階では「来て」(!)だったというのは知りませんでした!
自分では違和感の正体に気付いていたのかも知れませんが、それを分析することで作品の感動を失いたくない…と思うあまり、違和感を脳内で修正していたのかも知れません。もしコンテどおりのセリフで、ポスターの余計なコピーがなかったのなら、違和感は感じなかったでしょう。
よしりん先生は菜穂子を「自分勝手」とスッパリ斬ってしまったのが流石ですが(笑)、僕は割と単純にすごい女だな、と思って観てました。どっちにしても、サヨクの「マッチョイズム」という評は的外れでしょう。あんな、男どころか世間にも病気にも従わない女が、弱い女のはずありません。
BD・DVDではラストのセリフを修正して欲しいものです(無理でしょうけど…)。