諫議大夫 のコメント

つづいてna85さんへ。
以前お薦め下さった「『地球生態学』で暮らそう」(槌田敦、
2009)、神戸市立灘図書館でやっと読むことができました。
特に第3章以降に重点を置いて読み進めてみましたが、そのなかでも
大河に水を満面とたたえていても周囲が砂漠の例や、
雨水等で土の栄養分が流れてしまうことや、その栄養が流れて
禿山になってしまった山を復活させたのは鳥や人の力であること、
鳥糞や人糞が土地に滋味を与えること、海に流れた栄養を
鳥や人がまた山へ還すこと、
どれも興味深い内容でした。
とりわけ、雨で栄養が流れ→木の生えなくなった所ができる
       ↓                  ↓
     魚がその栄養を摂る→人や鳥が魚を食べる →↓
                          ↓
     山に栄養が戻る←人糞や鳥糞が山に播かれる←
       ↓
     再び森林が戻る

という流れは、これこそ真のリサイクルだという思いがします。

     再び森林が戻る→木材を自前(国産)で賄える

にもつながる気がします。木材をほぼ輸入に頼るわが国に
とって、林業復活のラストチャンスになるかもしれません。
この本は、いろいろな可能性を示唆するような気がしました。

No.112 134ヶ月前

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