こいら のコメント

>>25
隼人さんへ。
始めて返信コメントを書かせて頂きます。
まさに、隼人さんの姿勢が今の日本人に必要なのかもしれません。
集団に属する人間は、ある意味、その集団の空気というかイデオロギーに染まっているので、彼らが間違った方向に行こうとしている時にそれを指摘する「個」を持った人間が現れた時に、それを潰しにかかるんですよね。
私は学生時代、いじめられたことはないです。というのも、つっかかってくる不良はいたのですが、学校の不良の先輩と仲良くなって手を出させないようにしたり、悪そうな女子と仲良くなって彼女たちをうまく利用したり、とにかく自分を守るために悪知恵を働かせてしのいだ記憶があります。
で、そのいじめる集団は「自分が正しくて間違ってない」みたいな空気を持っていて、それを読めないヤツは蔑む対象なんだ、みたいな考えで動いていたんですね。これって日本人の一番悪いところだと思うのです。
確かに日本人は共同体をきちんと作って集団でまとまって成果を上げるという習慣がありますが、そんな時にその集団の誤りを指摘した個人をいじめたり仲間はずれにしたりして仮想敵を作って集団の結束を高める、みたいなことをやりがちです。
よしりん先生がずっと今まで、左翼や保守のイデオロギーに染まった大衆やマスコミから叩かれ続けたのは、彼らの集団の正義や空気のおかしいところをリスクを負って堂々と批判してきたからなのです。時としてその批判は心地いいものではなく、いろんなバッシングを先生に仕掛けてきたのですね。先生が黒澤明の「七人の侍」をよく引き合いに出して「自分は村はずれの狂人で結局ひび畑を耕している百姓には敵わない」みたいなことを作品の中でおっしゃってますが、まさにあの様子がこの国の現状なのですね。
自分の中の正義が絶対のものではない、みたいな疑いは常にもっておくべきだし、それがあればたとえば理不尽なことを要求するクレーマーに対しても「あ、この人たちは単に自分の正義を疑わない、人間としては大したことがない可哀想な人たちだな」って俯瞰して、って言うか余裕を持って交わすことができるんじゃないかな?とも思うのですね。
おそらく隼人さんをいじめた連中も、自分の中にある正義から自由になれない、人としてかわいそうな程度が低い人間だったから、集団じゃないと力を発揮できなかったと思うし、それに一人で立ち向かった隼人さんは偉い、と思うけどねえ…。
長文失礼しました。

No.39 128ヶ月前

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