na85 のコメント

 よしりん師範、時浦師範代、みなぼん編集長、スタッフの皆様、今週もパワー全開の作品群の配信、ありがとうございます。複数の台風接近と寒暖の繰り返しが身体に応えますが、皆様どうぞご自愛くださいませ。

 今回の「ゴー宣」は、99年のAERA記事の部分を読んでいて思わず失笑を漏らしてしまいました。朝日新聞というのは、戦前は軍部を支持する民衆、戦後は戦勝国に逆らわない市民という具合に、いつも時代の風潮・世論という長いものに巻かれて生きてきたのだと思います。だから朝日がいくら反権力・反体制のポーズを取っていても、結局は朝日こそが体制側にいると見ることができます。安保闘争~ベトナム反戦までは親ソ・反米が体制側、教科書問題の頃は反日・親中・親韓が体制側でした。そんな朝日にとって最も気に食わない存在は、常に風潮・世論から一線を画しゴーマンな信念でもって言論活動を展開する人物・小林よしのりなのだと思います。戦後一貫して日本の体制側の最上位には米国が位置し続けていますが、よしりん師範の『戦争論』は、そのような戦後レジーム(体制)に至るまでの大東亜戦争と戦争裁判において米国に正義はなかったと訴えています。体制側・朝日による1999年のAERA記事では、邪悪で歪で危険な反体制・オウム真理教や「15の夜」的な青い反体制・尾崎豊と一緒くたにすることによって価値を貶め、さらにこれらは皆バブル崩壊による人々の自信喪失と不安に付け込んで支持を集めるノストラダムスのような奴らだと言って切って捨てたつもりなのでしょう。
 さて『戦争論』以降は徐々に潮目が変わってリスクなく日本万歳を訴えられるようになりました。慰安婦論争・教科書論争・戦争論をリアルタイムで見てきた者にとっては隔世の感がありますが、有利になってからただ乗りする人々への不快感が募ります。反中反韓だけで「戦後レジームからの脱却」がなると言う変な政治家が登場し、それを熱狂的に支持する自称ホシュ・ネトウヨも出現し、憂さ晴らしでネオナチ的排外運動を展開するまでになりました。そして「日本人であるというだけで価値がある」と言って自分の不遇感を払拭し、自信を底上げしてくれる高貴な権威(笑)まで現われました。竹田詐欺ノ宮です。
 カルトセミナー講師の竹田は「今の君たちの不遇は日本人皆が目覚めれば晴れる」と根拠なく言いますが、やがて「目覚めさせない非国民がいる。そいつらを叩け」となるに決まっています。しかも、実は東京五輪招致成功は出来レースだった可能性が高いのですが、詐欺ノ宮はソレで評価されている招致委員会の理事長・竹田恒和の息子なのですから始末に負えません。その竹田カルト宮が「日本人が目覚るだけで高度成長を再現できる」と言えば、高度成長やバブルの恩恵に浴した団塊も閉塞感を打破するためなら何にでも縋りたいロスジェネもコロッと騙されそうです。竹田研究会の会員に収入の多い層が多くいたとしても、現代日本の閉塞感と不安は国民皆が共有しており、逆に収入高めの層はいつ自分も転落するかと気が気でない層だからこそカルトに縋りやすいとも言えるでしょう。最早こういった一時でも不安を払拭してくれる根拠の無い日本マンセー主義が体制側になったわけですから朝日ごときでは絶対逆らえないでしょう。男系固執を続けさせて皇統を断絶させたい極左も、根拠の無い安心感でTPPや消費増税から目を逸らしておきたい安倍政権・国内外グローバル企業らのグローバリストも、皆このカルト詐欺宮を都合よく思っていることでしょう。
 さて、時浦師範代の「Wiki直し」は一つ目のクライマックスに入った気がしますね。宅八郎の件を見て思い出しました。オウム事件からSPAを去る経緯で宅がよしりん先生に恨みを抱き、それを直接晴らさず先生にインタビューした切通理作さんに因縁つけ、自宅住所まで公開して「殺っちゃえOK」と書いた件です。オウムというカルトにシンパシーを覚える御仁の屈折の仕方に唖然としたものです。西岡・靏師・宅というゴー宣に一瞬だけ関わったカルト3人組が結託し、そのシンパのネットカルトがWikiのゴー宣の項を荒らすとは嫌な構図です。

 閉塞感・終末思想・カルト宗教のセットは戦前も同じですね na85

No.26 128ヶ月前

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