諫議大夫 のコメント

>>90 na85さん。
ありがとうございます。さっそく探して読んでみます。

>>94 こいらさん。
手塚治虫といえば、確か「火の鳥」で壬申の乱について
描かれたところがあったことを思い出します。
そこでは外国から伝来した仏教に拠る近江朝廷と、日本
古来のカミに還ろうとする大海人皇子(=天武天皇)が
激突して、最後に大海人が勝利するわけですが、手塚は
そこの所をかなりリアルに描いていたように思います。
天皇だからと甘く描かず、厳しく、シビアに統治者、権力者
としての側面の天武天皇を描き切ったのでしょう。(それが
たとえ物語の主人公をある意味で失望させることになっても)
天皇の残酷な一面は譲れなかった、ただの優しい人で終わらせ
たくないという手塚の執念を、わたしはあれで垣間見た気がし
ます。
だから、小林先生が、武烈天皇を史実通り残酷に描くことにも
躊躇いはなかったのでしょう。
これが櫻井よしこや竹田恒泰ならそうはいかないですね。
「天皇さまはね、神武天皇(!)のときからね、125代ね、
優しくね、常に慈愛に満ちてね、受け継がれてきたのよ」
と、猫なで声で皇室の(不十分な)歴史を語って(騙って)
しまうのが目に見えます。これをホシュが信じて、
やれ伝統だ、皇室の重みだとやってしまうわけだから、
左翼から「天皇は権力者だぞ~。本当は残酷なんだぞ~。」
と言われて、
「天皇は残酷じゃありましぇ~ん。天皇は優しいんです~。」
と、カウンターにもなってない「返し」を、保守はやらかして
しまう。それがますます皇室の権威を傷つけることに当の保守
が気づかない。
これが一番問題だと思います。厄介ですね。

No.100 128ヶ月前

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