>>172 na85さん、里山資本主義の紹介をありがとうございます。江戸時代が270年間平和な時代が続き、文化、文明が発展した背景には里山資本主義があったからなのではないのかと考えるようになりまして、これは多くの臣民が無意識の内に望んでいた江戸時代の再来に繋がる政策なのではないのかと思えてならないのです。事実、絆と生きがい、そして交流を目的に働く人々には江戸時代に陽明学を基に育った江戸時代の庶民が私には重なりました。 江戸時代の労働には賃金に変えられないこのような絆、生きがいなどの交流が発展したからこそ「逝きし世の面影」に記されている外国人が見た明るい労働風景を生み出したのだと思えてならないのですが如何でありましょう。しかしながら、TPPを推進するマネー原理主義者はこれら、賃金を生み出さない存在を「無駄な存在」と見なし、なんの規制を掲げていくか常に警戒し続けなければならないのが今後の課題となると考えられます。それこそ、ISD条項で森林や水源地の利用を規制するなどの里山の利用そのものすら規制の対象とされかねません。原料となる材木も全て外国資本に抑えられ、結局は石油と同じ末路を辿ってしまいかねません。これはエコストーブなどの技術でも特許による大幅規制を課するなど、同じ結末を辿りかねないと言えるでしょう。 私の周囲ではTPPを第二の捕鯨モラトリアムという人がいまして、捕鯨も米国の圧力で完全禁漁になる前は太平洋遠洋漁業で賄えると水産企業を含む水産業界は挙って言っていたそうです。これは現在でも「TPP参加しても農業技術では負けない」と主張している農業界を含むTPP支持者とほとんど同じ主張なのです。しかし、いざ、米国の圧力に屈して捕鯨を全面禁漁にすると200海里協定を結ばされて太平洋遠洋漁業の道も閉ざされてしまい、日本の水産界は一気に坂の上を転げ落ちる形となりました。米国が同じ手をTPPなどで使わないと誰が保障できるのでしょうか? 水産界は経済産業界の道しるべと言われまして、水産業が栄えると他の産業も続く形で栄え、衰退すると他の産業も続く形で衰退するという指摘もあります。TPPによって第二の捕鯨モラトリアムになる場合、里山資本主義に火の粉が飛ばないように願うばかりです。 現在、里山資本主義で最も大きな足枷となっている主な法律が捕鯨と麻の栽培であって、これらが解禁されれば里山資本主義は更なる飛躍を遂げること間違いはないと思います。江戸時代は株などの資本主義がいち早く発展した一方で里山資本も発展し、天下が統一される一方で各大名の支配地域を里山資本主義と同じ地域通貨の発行など自治性をより一層高めるという止揚(アウフヘーベン)あったからこそ、長期間の平和と文化、文明の発展で齎したのであって、今後、真に平和を目指すならば里山資本主義の発展に力を入れて止揚(アウフヘーベン)を目指すというこれまでのマネー資本主義や非武装平和主義などの一極性とは対を成す政策を目指さなければこの先、我々はいらぬ苦労を強いられるのだと考えますが、皆さんはどう考えますか? これまでの世界史を見ていると、止揚(アウフヘーベン)を保つ国が長期の繁栄と発展を謳歌した反面、一極性を持ち続けた国は波乱と衰退の歴史をたどる運命にあったのではと考えるようになりました。例えば、朝鮮や支那は文民が上位に立ち、軍人は低い地位にあって、軍国主義から遠く、平和主義と捉えがちですが実際は文民が勢力争いを繰り返し、近年でも軍による弾圧や戦争が継続状態という時代が続いています。その一方で日本は民が武士を尊い、武士による軍事政権の基で270年間の平和な江戸時代を経験しました。これはあくまでもほんの一例ですが、みなさん、このように一極性における印象とは裏腹の結果を歴史や自分の経験で体験していませんか?国策においてもこのように一極性は過ちを起こす原因になるので気を付けねばならないと思えてならないのです。 >>173 daiさん アイドルは現在のAKBやご当地アイドルを見ていると江戸時代の旅芸人の影響もあるのではないのかと思います。なんでも旅芸人は巡業しながら芸をして商売する団体で、全国を回る人気者もいれば、地元で人気の団体もあったとかで、名女優、名俳優や劇団が生まれるきっかけになったといわれています。落語も最初は巡業する噺家が最初だったそうで、落語として定着するのは江戸時代になってからだったそうな。 さて、本日はライジング最新号配信日です。みなさん、期待して待ちましょう!
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>>172 na85さん、里山資本主義の紹介をありがとうございます。江戸時代が270年間平和な時代が続き、文化、文明が発展した背景には里山資本主義があったからなのではないのかと考えるようになりまして、これは多くの臣民が無意識の内に望んでいた江戸時代の再来に繋がる政策なのではないのかと思えてならないのです。事実、絆と生きがい、そして交流を目的に働く人々には江戸時代に陽明学を基に育った江戸時代の庶民が私には重なりました。
江戸時代の労働には賃金に変えられないこのような絆、生きがいなどの交流が発展したからこそ「逝きし世の面影」に記されている外国人が見た明るい労働風景を生み出したのだと思えてならないのですが如何でありましょう。しかしながら、TPPを推進するマネー原理主義者はこれら、賃金を生み出さない存在を「無駄な存在」と見なし、なんの規制を掲げていくか常に警戒し続けなければならないのが今後の課題となると考えられます。それこそ、ISD条項で森林や水源地の利用を規制するなどの里山の利用そのものすら規制の対象とされかねません。原料となる材木も全て外国資本に抑えられ、結局は石油と同じ末路を辿ってしまいかねません。これはエコストーブなどの技術でも特許による大幅規制を課するなど、同じ結末を辿りかねないと言えるでしょう。
私の周囲ではTPPを第二の捕鯨モラトリアムという人がいまして、捕鯨も米国の圧力で完全禁漁になる前は太平洋遠洋漁業で賄えると水産企業を含む水産業界は挙って言っていたそうです。これは現在でも「TPP参加しても農業技術では負けない」と主張している農業界を含むTPP支持者とほとんど同じ主張なのです。しかし、いざ、米国の圧力に屈して捕鯨を全面禁漁にすると200海里協定を結ばされて太平洋遠洋漁業の道も閉ざされてしまい、日本の水産界は一気に坂の上を転げ落ちる形となりました。米国が同じ手をTPPなどで使わないと誰が保障できるのでしょうか?
水産界は経済産業界の道しるべと言われまして、水産業が栄えると他の産業も続く形で栄え、衰退すると他の産業も続く形で衰退するという指摘もあります。TPPによって第二の捕鯨モラトリアムになる場合、里山資本主義に火の粉が飛ばないように願うばかりです。
現在、里山資本主義で最も大きな足枷となっている主な法律が捕鯨と麻の栽培であって、これらが解禁されれば里山資本主義は更なる飛躍を遂げること間違いはないと思います。江戸時代は株などの資本主義がいち早く発展した一方で里山資本も発展し、天下が統一される一方で各大名の支配地域を里山資本主義と同じ地域通貨の発行など自治性をより一層高めるという止揚(アウフヘーベン)あったからこそ、長期間の平和と文化、文明の発展で齎したのであって、今後、真に平和を目指すならば里山資本主義の発展に力を入れて止揚(アウフヘーベン)を目指すというこれまでのマネー資本主義や非武装平和主義などの一極性とは対を成す政策を目指さなければこの先、我々はいらぬ苦労を強いられるのだと考えますが、皆さんはどう考えますか?
これまでの世界史を見ていると、止揚(アウフヘーベン)を保つ国が長期の繁栄と発展を謳歌した反面、一極性を持ち続けた国は波乱と衰退の歴史をたどる運命にあったのではと考えるようになりました。例えば、朝鮮や支那は文民が上位に立ち、軍人は低い地位にあって、軍国主義から遠く、平和主義と捉えがちですが実際は文民が勢力争いを繰り返し、近年でも軍による弾圧や戦争が継続状態という時代が続いています。その一方で日本は民が武士を尊い、武士による軍事政権の基で270年間の平和な江戸時代を経験しました。これはあくまでもほんの一例ですが、みなさん、このように一極性における印象とは裏腹の結果を歴史や自分の経験で体験していませんか?国策においてもこのように一極性は過ちを起こす原因になるので気を付けねばならないと思えてならないのです。
>>173 daiさん アイドルは現在のAKBやご当地アイドルを見ていると江戸時代の旅芸人の影響もあるのではないのかと思います。なんでも旅芸人は巡業しながら芸をして商売する団体で、全国を回る人気者もいれば、地元で人気の団体もあったとかで、名女優、名俳優や劇団が生まれるきっかけになったといわれています。落語も最初は巡業する噺家が最初だったそうで、落語として定着するのは江戸時代になってからだったそうな。
さて、本日はライジング最新号配信日です。みなさん、期待して待ちましょう!