今週も配信、お疲れ様です。
「性欲の狂宴」とは、たまげました。いや、「おったまゲタ」と書くべきでしょうか。常識からすれば、変態性欲の持ち主がこうも深い分析の対象になろうとは……。このように高尚な理由付けを試みると、確かに我々も（私も、と書くべきでしょうか）同様の事件を起こしかねない要素は十分に持ち合わせていると言えます。振り返ってみると、何が契機や分岐点となって、発散が異様な方法に向かって行ったか分からないものです。中学生の頃に、足に手鏡を付けて覗こうとした奴や、堂々と猥褻な落書きをしたり、大声で卑猥な言葉を言ったりすることに荷担していたら……。現在の「割と内向き」な自分はないのでしょうか。これはこれで問題ありでしょうか。
よしりん先生が昔書かれた、性癖について「人それぞれ」「どれがノーマルとか言えんのだろう」という意見は、男（限定します）にとって一つの救いかもしれません。『厳格に訊け！』でも「人間の性癖は”みっともない”が基本じゃ！」というセリフがありました。この二例をとっても、先生の性癖への理解は付け焼刃的でないことの証明ではないでしょうか。
異様な性癖を一方的に断罪する世間の常識に、あえて異を唱える先生はやはり「闘う漫画家」なのだなと実感します。
かなり強引になりつつあるので、休日にはハーゲンダッツのバニラ味で頭を冷やそうと思います。まだ暑いですが、冷やしすぎにはお気をつけて頑張ってください。これからも「何を言いはるのかな」と期待してます。