酷暑の後、大雨が続いて急激に気温を下げるという異常気象ですが、よしりん企画の皆様いかがお過ごしでしょうか。よしりん師範、木蘭師範、時浦師範代、みなぼん編集長、スタッフの皆様、執筆、編集、配信ありがとうございました。 今回の「ゴー戦」は中東情勢みたいなシリアスな内容かな?と思っていたらとんでもない、還暦を迎えられたよしりん師範が最初に書かれたのは初心に還ったような「初期ゴー宣」的内容でびっくりでした。そして滑稽な事件についての大真面目な解説が大笑いでした。 1件目の痴漢消防士にはおそらく、快楽はリスクの報酬であるという固定観念があり、彼の消防士というアイデンティティからそれは消防士が最も輝ける高所でなければならなかったのでしょう。師範の「真の責任者は(消防士の業を理解しない)妻であると考えるべきである」という結論に吹き出してしまいました。 2件目のサドル窃盗犯に加えた師範の解説では「オリジナリティ溢れる珍味」「股間の味わいは短時間である」「女股間サドルはクセになる珍味」「特殊なグルメ」「この男を満足させるコクのある股間味」というチン語の数々が可笑しくて可笑しくて笑いを堪えるのが大変でした。おそらくこの犯人は単なる革製品と女性の股間との密着による不自然に作成された産物では満足しないはずです。普通に日々の生活を送る女性が持つ温もりを、性衝動と結びついたことにより股間の芳香という形で得たかったのでしょう。つまり今後特定の女性が革ボンデージを着けても満たされる可能性は薄いと思われます。 3件目の側溝覗き男では、師範の「『あなたは将来何になりたいですか?』と問われて、『道になりたい』と答える若者がいたら、哲学者だと思うに違いない。答えが深淵すぎるのである。」という大真面目な解説が最高に可笑しかったです。このケースも、たとえリスクが大きくなかなか満足が得られなくても、だからこそ余計に固執したのでしょう。危険で特殊な任務を負ったスパイや工作員のような心境で臨み、報酬としての女子のスカートの中の映像を脳裏に焼き付けて満足するのでしょう。 「男たちはリスクを恐れなかった」「ただ満足感を得たかった」「たとえ公衆道徳に反していたとしても」などという田口トモロヲのナレーションが聞こえてきそうです。情けない「地上の星」を求めた男たちの「真夏の性欲の狂宴」に見られるような性衝動が絡みついた業は「真夏の方程式」ぐらいでは解けません。そのモチベーションと能力を別方面に生かすことはできなかったのかと思うわけですが、これも難しいと思われます。 現在の日本社会では国家・地域社会・企業・家族といった日本人それぞれが複数に属しているあらゆる共同体が目先のカネだけを目標にしている観があり、TPP参加を目前にしてますますこの傾向が強くなっており、命を懸けられるほどの共同体のプロジェクトXは年々少なくなっているように思います。最早スタジオジブリやよしりん企画のような傑作を生み出せる創作者集団やAKB48のような成功したアイドル集団に関わる人々ぐらいにしかないのかもしれません。共同体に属す個人個人が実存を感じられ、それぞれが持つ「業」を結果として社会を色々な意味で豊かにするように方向づけするためには、やはり家族から国家までの共同体に血肉が通う必要があるように思います。国家共同体においては、そろそろ米国からの独立を至上の目標に据えても良いころでしょう。ナショナリズムの与える実存はネトウヨのように歪んだものでなければ、ヘンタイ的な「業」すら超えるかもしれません。 また「人目があるからオカシナことはできない」という顔の見える範囲での地域共同体の機能は、そこに属す個人の変態行為の抑制にもつながるでしょう。共同体機能のない都市部に棲む個人が変態行為を行えば、マスコミが伝えた後その個人を表す記号にヘンタイという但し書きが付記され以後の人生を台無しにするだけです。ま、こういう理性的な思考を軽々と超えてしまうのが性欲の絡みついた「業」なのでしょうけれど。 木蘭師範の「ザ・神様」は、「どんな美男子でもなあ、ここ一番で根性みせなきゃ、加齢臭放ったとたんに『くさっ』の一言でポイ捨てなんだよ!!」という一文が真理を突いていて身につまされます。よしりん師範が『遅咲きじじい』で加齢臭フェチの女性を登場させましたが、散太郎はここ一番で根性見せられるキャラでした。まただからこそ穢れ(気枯れ)のない香しい加齢臭(フェチ女性を参らせる)を放つことができたのでしょう。いつもどおり脱線していくところでした。今回ねずみにも助けられたオオナムチですが、日本には自分から働きかけないのに何時のまにか人から愛され助けられるのが美徳とされているように思います。共同体の安定と強化のためには争いを回避する能力に長けていることが重視されたからだと思われます。結果的にスサノオも味方につけ、どうしようもない嫉妬野郎ヤソガミどもだけは退治という方向でした。 しかし現在の日本は平安中期や江戸期といった鎖国による安定の時代ではなく、冷戦時米軍庇護下で貯めた豊かさをグローバル企業群に奪われようとする時代です。 やはり「闘え! 闘う魂こそが輝くのだ!」ですね na85 最大の失態は、これまで「しゃべクリ」に1本ずつ投稿し、その全てが社会派枠で載っていたことに胡坐をかいていたことです。ついに自作が載っていないしゃべクリを目にするとこれがなかなかショックでした。もっと業火をつぎ込んで闘わなければ勝てない時代に入ったようです(闘う場所そこ?笑)。
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酷暑の後、大雨が続いて急激に気温を下げるという異常気象ですが、よしりん企画の皆様いかがお過ごしでしょうか。よしりん師範、木蘭師範、時浦師範代、みなぼん編集長、スタッフの皆様、執筆、編集、配信ありがとうございました。
今回の「ゴー戦」は中東情勢みたいなシリアスな内容かな?と思っていたらとんでもない、還暦を迎えられたよしりん師範が最初に書かれたのは初心に還ったような「初期ゴー宣」的内容でびっくりでした。そして滑稽な事件についての大真面目な解説が大笑いでした。
1件目の痴漢消防士にはおそらく、快楽はリスクの報酬であるという固定観念があり、彼の消防士というアイデンティティからそれは消防士が最も輝ける高所でなければならなかったのでしょう。師範の「真の責任者は(消防士の業を理解しない)妻であると考えるべきである」という結論に吹き出してしまいました。
2件目のサドル窃盗犯に加えた師範の解説では「オリジナリティ溢れる珍味」「股間の味わいは短時間である」「女股間サドルはクセになる珍味」「特殊なグルメ」「この男を満足させるコクのある股間味」というチン語の数々が可笑しくて可笑しくて笑いを堪えるのが大変でした。おそらくこの犯人は単なる革製品と女性の股間との密着による不自然に作成された産物では満足しないはずです。普通に日々の生活を送る女性が持つ温もりを、性衝動と結びついたことにより股間の芳香という形で得たかったのでしょう。つまり今後特定の女性が革ボンデージを着けても満たされる可能性は薄いと思われます。
3件目の側溝覗き男では、師範の「『あなたは将来何になりたいですか?』と問われて、『道になりたい』と答える若者がいたら、哲学者だと思うに違いない。答えが深淵すぎるのである。」という大真面目な解説が最高に可笑しかったです。このケースも、たとえリスクが大きくなかなか満足が得られなくても、だからこそ余計に固執したのでしょう。危険で特殊な任務を負ったスパイや工作員のような心境で臨み、報酬としての女子のスカートの中の映像を脳裏に焼き付けて満足するのでしょう。
「男たちはリスクを恐れなかった」「ただ満足感を得たかった」「たとえ公衆道徳に反していたとしても」などという田口トモロヲのナレーションが聞こえてきそうです。情けない「地上の星」を求めた男たちの「真夏の性欲の狂宴」に見られるような性衝動が絡みついた業は「真夏の方程式」ぐらいでは解けません。そのモチベーションと能力を別方面に生かすことはできなかったのかと思うわけですが、これも難しいと思われます。
現在の日本社会では国家・地域社会・企業・家族といった日本人それぞれが複数に属しているあらゆる共同体が目先のカネだけを目標にしている観があり、TPP参加を目前にしてますますこの傾向が強くなっており、命を懸けられるほどの共同体のプロジェクトXは年々少なくなっているように思います。最早スタジオジブリやよしりん企画のような傑作を生み出せる創作者集団やAKB48のような成功したアイドル集団に関わる人々ぐらいにしかないのかもしれません。共同体に属す個人個人が実存を感じられ、それぞれが持つ「業」を結果として社会を色々な意味で豊かにするように方向づけするためには、やはり家族から国家までの共同体に血肉が通う必要があるように思います。国家共同体においては、そろそろ米国からの独立を至上の目標に据えても良いころでしょう。ナショナリズムの与える実存はネトウヨのように歪んだものでなければ、ヘンタイ的な「業」すら超えるかもしれません。
また「人目があるからオカシナことはできない」という顔の見える範囲での地域共同体の機能は、そこに属す個人の変態行為の抑制にもつながるでしょう。共同体機能のない都市部に棲む個人が変態行為を行えば、マスコミが伝えた後その個人を表す記号にヘンタイという但し書きが付記され以後の人生を台無しにするだけです。ま、こういう理性的な思考を軽々と超えてしまうのが性欲の絡みついた「業」なのでしょうけれど。
木蘭師範の「ザ・神様」は、「どんな美男子でもなあ、ここ一番で根性みせなきゃ、加齢臭放ったとたんに『くさっ』の一言でポイ捨てなんだよ!!」という一文が真理を突いていて身につまされます。よしりん師範が『遅咲きじじい』で加齢臭フェチの女性を登場させましたが、散太郎はここ一番で根性見せられるキャラでした。まただからこそ穢れ(気枯れ)のない香しい加齢臭(フェチ女性を参らせる)を放つことができたのでしょう。いつもどおり脱線していくところでした。今回ねずみにも助けられたオオナムチですが、日本には自分から働きかけないのに何時のまにか人から愛され助けられるのが美徳とされているように思います。共同体の安定と強化のためには争いを回避する能力に長けていることが重視されたからだと思われます。結果的にスサノオも味方につけ、どうしようもない嫉妬野郎ヤソガミどもだけは退治という方向でした。
しかし現在の日本は平安中期や江戸期といった鎖国による安定の時代ではなく、冷戦時米軍庇護下で貯めた豊かさをグローバル企業群に奪われようとする時代です。
やはり「闘え! 闘う魂こそが輝くのだ!」ですね na85
最大の失態は、これまで「しゃべクリ」に1本ずつ投稿し、その全てが社会派枠で載っていたことに胡坐をかいていたことです。ついに自作が載っていないしゃべクリを目にするとこれがなかなかショックでした。もっと業火をつぎ込んで闘わなければ勝てない時代に入ったようです(闘う場所そこ?笑)。