『女性天皇の時代』読み終えました。推理サスペンス小説を読んでる感じで、ドキドキ、ハラハラ、サワサワ?の連続でした。いつも買い物ついでに本屋に立ち寄って『歴史人』読んでいたんですが、今回、書籍化されて改めて全編を通して読むと、これは確り物語として書かれていたんだなあ、と気付かされました。 今まで自分には男尊女卑の感覚なんてない。と思い込んでいたのですが、第二章の「推古天皇は当時、唯一の適任者だった」を読んで、自分の中にも男尊女卑の感覚が多少あったんだと気付かされました。即位の要請を断った推古天皇に群臣、百官が三度も頼み込んで、やっとの思いで承諾してもらったことを知り、全く性別にこだわりのない時代があったことに驚いてしまいました。これほどまでに性別に一切こだわりのない感覚って自分にはなかったなあ、と。当時、唯一の適任者が推古天皇であって、そのお方の性別は女であった。性別とは「ただたまたまそうであった」くらいの小さな小さなものだったんですね。今度もしも男系固執主義のおじさまたちに会う機会があれば、是非教えてあげたいですね。
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小林よしのりチャンネル
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『女性天皇の時代』読み終えました。推理サスペンス小説を読んでる感じで、ドキドキ、ハラハラ、サワサワ?の連続でした。いつも買い物ついでに本屋に立ち寄って『歴史人』読んでいたんですが、今回、書籍化されて改めて全編を通して読むと、これは確り物語として書かれていたんだなあ、と気付かされました。
今まで自分には男尊女卑の感覚なんてない。と思い込んでいたのですが、第二章の「推古天皇は当時、唯一の適任者だった」を読んで、自分の中にも男尊女卑の感覚が多少あったんだと気付かされました。即位の要請を断った推古天皇に群臣、百官が三度も頼み込んで、やっとの思いで承諾してもらったことを知り、全く性別にこだわりのない時代があったことに驚いてしまいました。これほどまでに性別に一切こだわりのない感覚って自分にはなかったなあ、と。当時、唯一の適任者が推古天皇であって、そのお方の性別は女であった。性別とは「ただたまたまそうであった」くらいの小さな小さなものだったんですね。今度もしも男系固執主義のおじさまたちに会う機会があれば、是非教えてあげたいですね。