久米 のコメント

配信お疲れ様です。
いわゆる表現者の人たちは、母親に対するコンプレックスを抱いている場合が多いようですね。寺山修司とか。今回のライジングもそういった自分の母に対する複雑な感情を吐露するような内容になるのかなあ、と思っていましたが、全然ハズレですね。自分の母親というものについて一定の距離を取って、これだけ客観的に解剖して見せる文章は、私は読んだ事はありませんね。私の母は自分の父親と感情的な確執があり、あまり里帰りしたくなかったそうです。祖父が死ぬ前後にその確執について初めて聞かされて、好きな祖父だったのもあって、結構ショックを受けました。思うに家族というのは、その家族なりの適切な距離の取り方が千差万別にあるのだと思います。ねっちょりベタベタするのがいいケースもあれば、ある程度突き放したほうがいい関係が結べる場合もあるという感じです。さらに、地域共同体が疲弊し貧富の差が拡大している現状で、家族愛はこうあるべきだ!とか夫婦愛は昔からこういうものだ!とか親子愛とはこういうものだろ!というような無責任で出所の怪しい伝統圧力を振りかざす人が多いですが、それは益々苦しむ人を増やし、欺瞞が臨界点を超えた家族が次々と崩壊していくだけなんじゃないの?と私は最近は思います。そういう意味で小林先生は適切な親子関係を結べているんじゃないですかね。細かい所にまで入り込んで、ああだこうだする資格は誰にもありません。

ナニコレ珍百景ですが、とある食堂のお客さんにインタビューしているシーンが流れたときに、そのお客さんのバックに新天皇論と昭和天皇論が結構大きく映ってました。あの配置を見るに、本の正面から堂々と映るように店主の方がわざわざ置いたのではないかな?なんて思いました♪とっても元気で楽しい店主でしたが、ゴー宣ファンかも!と思ってちょっと嬉しくなりました♪

No.88 138ヶ月前

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