べつに、よしりん先生のことは嫌いではないですが、今回の記事はちょっといただけない。 普段よしりん先生はネトウヨのことを「冗談も通じない、ギャグも分からない馬鹿」 と罵っておられるのに、さっしーの「一位は一位なんですいません」というテレビ的な冗談をまともに受け取ってしまうのは滑稽でしょう。さっしーの発言が冗談以上の本音であるというのなら、そこのところは説得力のある証明をしてくれないと困りますね。テレビ番組の公の場で「指原が優勝したから株価が下がって日本は財政破綻してＩＭＦの管理下に置かれるだろう」とまで罵られたら、そりゃあさっしーも売り言葉に買い言葉で言い返したくもなりますよ。そこら辺のさっしーの心情を汲み取ってあげなければ、よしりん先生はネトウヨと同類で冗談も判らないのだというとんでもない誤解を招きかねない。今一度冷静になっていただきたい。

個人的な意見ではさっしーは、田中角栄であり豊臣秀吉であり野武士出身の関白であり将軍だと思います。とにかく「売れたい！」という剥き出しの欲望には狂気すら感じる。それがさっしー。まさか総選挙で一位になるとは本人も思ってなかったでしょうか、その強い上昇志向が生んだ必然的な結果ではないかと。ところで、総選挙は決して天皇を誰にするかを決める戦いではないと思うのです。直接民主制な訳ですから大統領だったり将軍だったりを決める戦いなのだろうと。だから、一位になってもさっしーには大統領的な権威は発生しても、決して天皇的な権威は発生しないと思うのです。じゃあＡＫＢの天皇はどうやって決めるのか、そして誰にするのか。それは普段よしりん先生がおっしゃられている通り、直接民主制などではなく長い歴史的な経緯や血統によって決定されるのでしょう。となれば、初代天皇である前田敦子の血が色濃い、僕の推しメンである、ぱるるこそが次期天皇であることは、たとえ総選挙で一位にならずとももう決まっていることなのです（本当はぱるるはもっとアイドルとして洗練しなくてはならない。因みに、まゆゆは逆にもっと不真面目にならなくてはいけない。二人とも天皇になるには若干アイドルとしての幅が足りない）。

何を言いたいのかよく分からなくなりましたが、とにかくＡＫＢの総選挙は時の将軍を決める戦いであり、そこに野心溢れる戦術家の指原が選ばれたことは実に当たり前の話なのであって、決して大衆のお祭り騒ぎ的な不真面目な結果ではないと思うのです。真面目に将軍を選ぼうとしたら指原将軍が誕生したってことなんでしょう。よりしん先生がＡＫＢの将来を案じておられるのは理解できますが、とにかくどうか今一度クールダウンして冷静な議論を行っていただきたいです。

とここまで書いたら、「秋に出すＡＫＢ４８論でＡＫＢの言論活動を終了する」とのブログ記事が。。。まるで前田敦子卒業宣言のよう、、、かどうかはわかりませんが寂しいっすねぇ。しかしＡＫＢ４８論、首を長くしてお待ちしております。