アシナヅチが、ヤマタノオロチが自分の娘たちを丸飲みにしたことを語る場面、ヤマタノオロチについて描写する場面を読んで、切通師範の『せつないかもしれない』にゲストで出演した友松監督が以前に述べていた｢怪獣 = 男根｣説を思い出し、｢ヤマタノオロチ = 男根｣に違いないと思ってしまったが、飛躍しすぎか?
Q&Aコーナーで｢国際人早期育成のための英語教育｣が話題になっていましたね。翻訳を生業としている経験の上で感じたことなのですが、英語力よりも国語力の方が何百倍も大切です。読者あるいは視聴者に内容をきちんと伝えられる国語力がなければ、いくら英語に精通していても駄目。実際、英会話ができない翻訳家なんて山ほどいますし。
ですので、質問者の方の反発には同感です。英語教育なんかよりも、生活の土台となる国語教育の方が遥かに重要です。以前、反感を買うこと覚悟で、このようなことを英語教育に熱心になっているお母さん方に向けて講演したことがあります。僕の心配は杞憂に終わり、概ね、みなさんに理解していただけたようで安心したことを覚えています。
本当に外国語を習得したいと思ったら、その言語を話さざるを得ない環境に自分を放り込めば、年齢に関係なく習得できます。以上、経験談でした。
ただ、小林先生も書かれている通り、現在はグローバリズムに対する懸念は拭えません。今後も、微力ですが国語の重要性について説いていきたいと思います。