希蝶 のコメント

 それで、早速感想なのですが…(先に打ち間違いがあったことをお詫びします)。

 モソ族のことはあまり興味がなかったですが、私はライオンの生態にも似ているような気がしました。蟻や蜂にも似ていますけれども…。
 ライオンというと、ジャングル大帝レオなどみたいに、牡のライオンが凜々しく各界良いいみたいに感じられますが、実態は、牝が狩りや子育てをし、牡は有事の時までただ寝ている、それだけみたいですね。もっとも、いざというときまで体力を温存しているのだから、「三年寝太郎」みたいだとも言えるのですが。
 「三年寝太郎」をあげましたが、私はこういう話の背景には、既に失われた共同体への郷愁とか憧れ、「三丁目の夕日」のような、あったら良かったという世界觀があるのだろうとおもいます。キリスト教における「プレスター・ジョンの国」とか、仏教における「補陀落(ふだらく)渡海」とか、そういうユートピア信仰があるのではないか、と。何だか「ムー」で取り扱う世界と大差ないような感じもします。
 都会での生活に疲れて、田舎、地方へ転居する話とも…それはその人の自由だと思いますが…、人間関係の煩わしさは分かりますし。

 所詮、憧れは幻で、幻影は覚まされるものなのでしょうか。現実を見なさい、ということなのでしょう。でないと、「理性の祭典」や、「最高存在の祭典」みたいになるし、「キャンセル・カルチャー」をも生み出しかねない。
 とはいえ、夢から生まれる真もあり、そこから生まれるパワーもある、とも思うので(とりわけ恋愛みたいなものは)、理想をそのまま適用するのではなく、情況にあわせて、臨機応変に、公式には例外もある、という意識を忘れないように、ということなのでしょう。明治維新の際に、日本人もちょんまげを散切りにしてしまったわけですし、時代遅れはあるのかな…。「温故知新」もあるけれども、それはその時になって考えるべきことなのかも。
 とりあえず、この「モソ族」の場合は…その部族内で、ということだけでしょう。参考にするのだったら。女性の権限、ただし、それは「責任」をも伴なう。みたいなところだけでしょうか。

 木蘭さんの方ですが、こちらにしたところで、ある一定の「規範」はいるのでしょうが(勝手に動画を流された女の子は気の毒だと思います。まさか、という気持ちだったのでしょう)、だからといって、杓子定規に、規制をかけるのはどうか、と。放送禁止用語の話とも同一のように感じます。
 要は、その人の悪意や善意を(面倒でも)一件一件、虱潰しに吟味してゆくしかない、裁判や訴訟と同じで確認してゆくしかない、と私は思います。
 しかし…頭のかたい人たちが、組織がいるのかな、人のことは言えないですが。それこそ、「キリスト教のいうことがすべてだと思ったら、大間違い」です。イエスだって、そういうつもりで教えを説いていたわけではないでしょうに。

 男女間の友情…よく分かりました。
 こういうことも言われたりするのです「あなたのその神経質な瞳が、友情以上のものを示しているんだ」…これも「時と場合」の話、なのかもですが。私にはこういう言い方は「悪しき偏見」、それこそVISAの問題と同じにしか思えないのですが。

No.32 7ヶ月前

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