希蝶 のコメント

 参考になるか否か分かりませんが、記しておきます。

 私が以前から、TPO問題で参考になるかも、と思って(このコメント欄などに)記し、紹介してきた漫画に「虹神殿」(にじしんでん)という作品があるのですが…(とはいえ、この場ではあまり役立たないものだったかも、です。絶版作品ですし。何度もつまらぬことを記してしまい、すみませんでした。実は出版社に問い合わせもしたこともあるのですが…。これから記すのも、ただの自己満足かも、です)
 その作者、鳥図明児(ととあける)さんの作品に、「銀の爪はさみしく」という読み切りがあります(プチフラワー1983年5月号掲載)。

 原月国(げんげつこく)というとある小国で女領主の留真(るま)が、兄の雄武(おむ)のクーデターにより監禁されました。
 原月国は隣国との争いが絶えない国で、雄武と留真の父である先代の領主は息子の雄武に、武力こそがすべてだと教えこみましたが、彼の尽力で平和がもたらされ、次代の頃になると、武術は不要のものとなりました。
 そこで、父親は粗暴な雄武よりも、妹の留真の方を跡継ぎに選び、なくなりました。これを不服とする雄武は、野心のある武人、馬木(ばき)とともにクーデターを起こした、という話なのですが(テーマは、雄武の妹、留真へのゆがんだ愛情、なんですが)。

 富岡八幡宮の話とか、男系絶対主義とかを見ていると、私はこの話を思い出します。時代がかわってしまうと、過去には常識であったものも、現代では非常識になる。そして、時代から取り残されてしまったものには…現状は受け入れがたい。
 自民党界隈の常識も…そんなものなんでしょう。

 とはいえ…時計の針を逆廻しにはできないわけで…。
 そういう時代から取り残された人たちの「無念」・「怨念」を何とかした上で、時代を前にすすめることこそ、肝要なのでは、とか思います。恐らく「雄武」のような怨念を有する議員たちが国会にはわんさといるのでしょうから(半分、皮肉で記しています)。
 ただし、「同情」はしても「共感」はタブーでしょう。そして、皇室の方こそ、自由を製薬され、断種されようとしているのだから…どちらの方が気の毒か、言うまでもないとも思います。

 それにしたところで…です。運動家と思われても…周囲とかに言ったりしつづけないとまづいのかな、と思いました。

No.78 7ヶ月前

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