だふね のコメント

こんばんは。本日の「歌謡曲を通して日本を語る」の前に。
遅ればせながら、今週の『愛子天皇論』の感想です。現在「愛子天皇への道」サイトで進行中のプロジェクト「校閲! 暗山満」に関連することも書かせていただきます。

元明天皇といえば、奈良在住の私にとって身近な女帝です。奈良市では2010年、「平常遷都1300年祭」も開催されています。マスコットキャラクターとしてお馴染みの「せんとくん」もこの時に誕生。
よしりん先生の著書『天皇論』にも詳しく描かれていますが、元明天皇が日本における本格的な首都を造成した業績は、非常に大きい! 断じてただの中継ぎなどではありません。せんとくんよりえらいんだぞーーー!

娘である元正天皇への継承も、先生が丁寧に説明されているとおり、紛うことなき女系継承です。(それより50年ほど昔に遡る天智天皇の即位も、母である斉明天皇からの継承であり女系継承と言ってよいでしょう。持統天皇が孫である文武天皇に継承させたのも、天武天皇ではなくあくまで「自分の」「直系の」血筋の子孫に継がせたかったから、と言えるのでは。)
この時代は男系だ女系だなどの拘りはなく、むしろ「何でもアリ」「融通無碍」だったと考える方が、日本人の性格に適っている気がします。

余談ですが、元明天皇と元正天皇の陵墓(道を一本挟んだだけで距離は近い)、交通が不便な上に人があまり立ち入ることもなさそうな場所に、小さくひっそりと存在しています。
先日愛子さまが神武天皇陵を参拝されましたが、あのような規模を想像して来られた人にとっては、びっくりするのではないかと…。

よしりん先生の論を捻じ曲げようとする校閲には、私も非常に腹が立ちました。『戦争論』の時もサヨクの校閲者が反論を書き込んできて論争したとのこと。初めて聞き、驚きました。
SPA!の編集部は、専門家と同じかそれ以上の真面目さで皇統問題に取り組んでいるよしりん先生の邪魔をしたいのでしょうか?

よしりん先生が、歴史学の参考文献も上げて、「元明天皇→元正天皇は女系継承」と丁寧に説明しているのを、校閲者が「元正天皇は男系の女性天皇」と戯言書いてきたのには呆れます。
おそらく「女性天皇は中継ぎ」などと教科書(もしくは男系派のトンデモ本)に書いてあることをまんま信じて、自分の浅い知識で食ってかかる、学歴秀才タイプなのでしょう。まさにマウント取りが大好きな暗山タイプ。暗山氏の駄文をチェックしている校閲者と同一か知りませんが、自分の頭で物を考えられず、常識というものも働かない人なのでしょうね。

今朝の「ゴー宣ジャーナリスト」の記事、mantokunさんの校閲のお仕事についても、大変興味深く読ませていただきました。ありがとうございました。物凄く神経を遣う仕事でしょうし、大変お忙しいでしょうが、頑張ってください!

最後に。
奈良では4月13日(土)から、「元明天皇展リターンズ」が開催されます。場所は平城宮跡。
https://www.heijo-park.jp/event/kikakuten-genmei-return/
ご興味のある方は、ぜひ(*^^*)

No.108 7ヶ月前

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