あんこう のコメント

ゴー宣DOJOに(無理くり)参加してよかったです。感想に書ききれなかった部分をコチラに。
イデオロギーが思考停止=放棄=保身ということが良く分かりました。
思想とは常に現場にあって等身大で考え続けること。自分が変わることで周りも変えていく。
イデオロギスト?は、自分を変えようとはせず周りを変えようとする。
組長のTV導入話は、思想が教養・蘊蓄ではなく行動のエネルギーになるという実践報告でした。
S36生まれの私の時代は、TVは家庭に一台、熾烈なチャンネル争いがありました。日曜夜、ドリフを見たいのですがNHK大河。ドリフを見たければ7時からはニュースを見せろ。子供心に悩んだあげくウルトラマンとカルピス子ども劇場を選択(最後の加藤茶の「歯磨き済んだか?早く寝ろ」は見せて貰えました)。それにしても何故大人は退屈なニュースが好きなのか不思議でした。ただ、子供心にもヒットするニュースがあり、疑問をぶつけると5歳上の兄からは馬鹿にされ茶化されましたが、父はきちんと解説してくれました。また、水戸黄門等の時代劇、印籠の場面までが長くて退屈で苦痛でした。それでも大岡越前、どちらが本当の母親か、という裁きで、子どもの手を両方から引っ張らせるエピソードでは、本当の母親が子どもが苦しむ姿に手を離してしまいそうな気配。アカン、手を離したらアカン!と手に汗握りしめて応援するのですが、手を離してしまいます。子供心に胸つぶれる思いがしましたが、その後の大岡裁きに感動。忘れられない記憶となりました。演歌・歌謡番組や時代劇など自分からは見ようとしない番組を一緒に観ることで日本人としての感性を育まれた気がします。
TVが増設されて行き、祖父母世代、親世代、子ども世代がそれぞれストレスなく観たい番組を観られるようになったことが家族団欒の場を縮小し、歴史の喪失に一役買っていると確信します。
見たい物しか見ない、という態度はこうして醸成、強化されてきたのだと思います。
些細なことかもしれませんが、思想するということはこういうことだ、と思いました。小林先生のチャレンジも素晴らしいですが、組長の姿勢にも感銘を受けました。

No.91 9ヶ月前

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