今週のライジングは熱量がすご過ぎ、情報量も多く頭の中で処理しきれていませんが、よしりん先生の論考には心を揺さぶられました。
倉持師範の動画は私も見たのですが、フランスは堕胎する権利を憲法にまで書き込むんだ、さすがフランス革命をやった国だな女性の権利が拡大するな進んでるな、くらいの感想しか頭になかったのです。
女性の権利が拡大することは悪くはないが、堕胎の自由を突き詰めていくとダウン症の子も産まなくなり、それはナチスの優生思想につながっているという考察には頭を撃ち抜かれたような衝撃を受けました。
深い洞察力と幅広くかつ深い知識と人間に対する優しい眼差しがなければ、このような論考は絶対に書けない、他の人にはそうそう真似できない。
ダウン症の子供を受け入れない漂白された社会は人間の不完全さを無視した息苦しい社会だろうと、考えてみればその通りです。
よしりん先生の思想が結晶化したような今回の論考、アントニオ猪木の試合を何度も巻き戻して見返したように、何度か読み返して自分の脳みそと心にそのエートスを刻み込みたいと思います。