障害の恐れのある子どもへの堕胎については「障害の種類と度合いによる」と考えます 足の小指が内側に曲がってるとか多少物覚えが悪い程度なら否定ですが、知的障害の重度のものとなるならそう簡単にではないでしょう 人間の顔形をしながら言葉も喋れず理解できず犬猫並みの行動で周り(特に身内)に迷惑をかけ続ける その責任や負担は迷惑をかけられた側へのみ一方的に課されるという それを身内として人生の直近に抱えた人からすれば(ジョジョの虹村京兆がわかりやすい)、そういう側に考えが傾く人がいてもそれを単純な優性思想とは呼べないでしょう 仮にこれから出産という夫婦が自分の子供がそうなる可能性を知って、それでも受け入れ育てますと決意するかもしれない 問題はその夫婦がその後に「2人目を作る」という意思を持っていた場合です 1人目に対するあまりの苦労に2人目を断念したらそれは結局生まれてくるはずの命を諦めたことになって堕胎と変わらないじゃないか、と考えることもできてしまう よしんば生まれてもその弟か妹はそういう兄や姉を身内として一生抱えることになって、そっちの気持ちはどうなるのという話になる 「それは優性思想だ」の一言では片付かない現実や実態があるわけで、そこをどう処理するかが課題でしょうね ところでしゃべくりの最初のネタは私のでは?
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小林よしのりチャンネル
(ID:4295913)
障害の恐れのある子どもへの堕胎については「障害の種類と度合いによる」と考えます
足の小指が内側に曲がってるとか多少物覚えが悪い程度なら否定ですが、知的障害の重度のものとなるならそう簡単にではないでしょう
人間の顔形をしながら言葉も喋れず理解できず犬猫並みの行動で周り(特に身内)に迷惑をかけ続ける
その責任や負担は迷惑をかけられた側へのみ一方的に課されるという
それを身内として人生の直近に抱えた人からすれば(ジョジョの虹村京兆がわかりやすい)、そういう側に考えが傾く人がいてもそれを単純な優性思想とは呼べないでしょう
仮にこれから出産という夫婦が自分の子供がそうなる可能性を知って、それでも受け入れ育てますと決意するかもしれない
問題はその夫婦がその後に「2人目を作る」という意思を持っていた場合です
1人目に対するあまりの苦労に2人目を断念したらそれは結局生まれてくるはずの命を諦めたことになって堕胎と変わらないじゃないか、と考えることもできてしまう
よしんば生まれてもその弟か妹はそういう兄や姉を身内として一生抱えることになって、そっちの気持ちはどうなるのという話になる
「それは優性思想だ」の一言では片付かない現実や実態があるわけで、そこをどう処理するかが課題でしょうね
ところでしゃべくりの最初のネタは私のでは?