よしりん先生こんにちは。
　ジャニーズ、松本人志氏に続き、今度は大谷選手がキャンセルカルチャーの被害に巻き込まれそうな状況です。
　政治家を始め、どうして日本でここまでキャンセルカルチャーが流行っているのか疑問になるところではあります。よしりん先生は欧米由来の人権真理教だと言い、先刻大須賀さんはブログで日本独自の村八分だとも書かれていました。
　お二方の意見には同意していますが、私はそこに群集心理が作用していると思います。
以下はこのサイトからの引用です。https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/113_gunsyushinri/index.html
　フランスの心理学者ル・ボンによって提示されたこの群集心理によれば、伝統的な価値観から外れた人は群衆となり、物事を軽々しく信じ込む性質を持つようになるとあります。そして物事を論理ではなく単純なイメージで捉えるようになり、標語やスローガンによって暗示を受け、群衆の中で感染していき、衝動にまかせて動くようになります。近代における戦争が大抵このパターンです。
　そしてル・ボンはこの群集心理が為政者やメディアによる大体的な宣伝広告によって断言・反復・感染され、たやすく扇動されるとも警告しています。こうして画一的なイメージだけが蔓延り、敵味方という分断が起こり、無実の人が糾弾されるという事態に発展していきます。コロナ禍や日本のキャンセルカルチャーがまんまコレですね。
　更にル・ボンは、暗記中心の詰め込み教育が群集心理を助長させていると言い、判断力、気概を育てる教育を進めるのが大事だとも解いています。日本が誇る学歴秀才さん達には耳が痛い話ではないかと思います。
　以上、ほぼ引用ではありますが、私なりにキャンセルカルチャーへの考察を述べてみました。皆さんの公論への手助けになれば幸いです。