昭和43号 のコメント

先日のゴー宣道場、当日は町内会の会合があったためタイムシフトで視聴しました。

まず思想とは何かというお話でしたが、よしりん先生の解説と共にニコニコ動画のコメント欄に出ていた「イデオロギー=固まった教義」という表現が適切に思えました。
自分を振り返りながら考えると、多くの人は初めて出会ったイデオロギーに影響されやすいと思います。若者が政治や宗教などのイデオロギーにより染まりやすいのは、人生経験が浅く常識量が少ない段階で影響されることが原因だろうと考えられます。
そう考えると、人生の早い時期にゴー宣に出会うことは非常に有益で幸運なことだと思います。

フランス革命の理念について、昔読んだ本では「自由、平等、義兄弟」と訳されていました(確か小室直樹の本だった気がしますが確認できませんでした)。義兄弟という訳は、博愛や友愛のような全人類的なものではなく仲間内のものということは何となく分かりますが、自分らのようなカタギの衆には今一つピンときません。やはりよしりん先生の「同胞愛」が最も適切だと思います。
また、自由と平等を理念とするアメリカとフランスが左翼国家だとする説明も分かりやすかったです。これは数年前のゴー宣でカタカナサヨクと呼んでいたものに相当すると理解しています。日本の場合はかつての薄甘いサヨクが今のリベラルや人権派に相当すると思われますがどうなのでしょうか。

質疑応答でのよしりん先生の答え、「キリスト教社会の抑圧に対する反動から個人主義や自由平等といった人権思想が生まれた」「日本の保守には不文のルールの常識がある」は全くその通りだと思います。日本の倫理道徳には“何となく”“原則として”“できる限り”など曖昧性があり、それを必要に応じて限定的に具体化・厳密化したものが法律だと考えています。

最後に歴史感覚について一言。昭和4年生まれのウチの父親は、テレビで態度が悪いタレントを見ると「河原乞食のくせに」とよく言っていました。
予約していた『日本人論』が22日に本屋に届くので受け取りに行ってきます。

No.128 1ヶ月前

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