昭和43号 のコメント

先日のよっしーさんのブログを拝読し、中絶割合が13.5%と予想外に高いことに驚きました。
その前のだふねさんのブログで、流産の確率が全妊娠の15%ということにやはり驚き、後追いで自分なりに調べてみましたが、今回も少しだけ後追いして頭の中を整理してみました。

ブログに引用されている日本家族計画協会(以前は厚生省の外郭団体だったらしい)の2021年のグラフでは、出生数811,604人と中絶(人口流産)件数126,174人を合わせ妊娠総数937,778人としています。これには自然流産が入っていないので、より正確には「出生の可能性があった妊娠の総数」となるのでしょうが、問題を分かり易く伝えるにはグラフ通りの計算でいいと思います。

この2021年の数字を使って全体の妊娠数を試算してみます。流産の件数は検索しても出てこないので、全数の約15%となるように自然流産を計算すると約17万人になり、全妊娠数は約111万人となります。中絶(人口流産)の割合は若干減って約11%、周産期死亡は2,741人で割合は0.2~0.3%、出生数の割合は約73%となります。
15~49歳の女性2360万人の内、21人に1人、4~5%が妊娠していたことになります。

数字だけを並べても何の解決にもならないことは承知しています。ただ、だふねさんとよっしーさんの報告がかなり衝撃的で自分の認識不足を痛感したので、一先ず現状把握が必要と思い試算してみた次第です。中絶(堕胎)の是非については教条的ではなく、ほとんどの場合は当事者の判断を尊重すべきと思います。特に障碍児と診断されたときなど簡単には判断できないだろうし、迂闊に他人が何かを言えることではないと考えています。ただ、代理母や精子バンクなど余りに人工的な手段には疑問を持ちます。

No.296 9ヶ月前

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