さらうどん のコメント

ライジング「ゴー宣」を読みました。
サブカルチャーで第一線を走り続けているよしりん先生に、故・西部邁氏が「メイン(カルチャー)になりなさい」と言った時から、
また四半世紀以上の歳月が流れて、そこから再び「サブカルしか勝たん!」に原点回帰しつつ、それまでの経験も含めてよりパワーアップした上で、
サブカル・エンタメでの勝負に出るよしりん先生に、読者としてエールを送りたいと思います。
先生がお時間の無い中で、特撮やドラマやアニメなど、いろいろな現在のヒット作を、お仕事をされながら見て、それも己のエンタメ力に活かすパワーにされていることが凄いと思います。
御自身の老化と向き合いながら、創作のために、創作に必要な土台となる健康寿命を延ばそうとされながら、貪欲な発信力と求心力は若い頃のまま、いや、むしろパワーアップした状態というのが凄いです。リアル「遅咲きじじい」かもしれませんね。
これから「じじい」になろうとしている我々世代にとっての希望の灯火でもあり、
市井の普通の民ではなれない、老いても傾き続ける創作者の姿として、憧憬の念も抱きます。

笹先生の記事、まさに「教科書では(学校では)教わらない「歴史」」に、日本人の「エートス」(魂)があると感じました。
この記事を、男性文筆家ではなく、女性文筆家が記しているという点も、より、当時の伝統は「因習」にはなっていなくて、
現在にこそ繋がるものであるというところを強く感じました。
勿論、当時そのままを現代に持って来ることは出来ませんが、エートス(魂」は受け継げるということです。
この辺、男系固執カルトが、必死に、既に因習と化しているものを「伝統」「差別ではない」と強弁しようとしていることよりも、
遥かにリアリティがあると感じました。

「トンデモ見聞録」を読みました。
「わかりやすくて刺激的なやつ」で、他者に「マウント」を取れたらそれで御満悦、という精神性では、
公を志向するには程遠い感覚です。
リベラル左派もひどいものですが、統一協会の思う「壺」にハマッているのに自覚がない「自称保守」派もひどいものです。
「日本スゴイ」の下駄を、ぬくぬくとのほほんと生きている自分自身に当てはめられると思う意識が既に腐っています。
若者の迷走の根幹にあるのは「自己責任」が「真理教」状態と化している空気、及び、
戦前から変わらない、八つ墓村的な同調圧力の空気だと思います。
それに加えて、生命至上主義の空気もあるかもしれません。

追伸:Q&Aありがとうございます。
他の方の質問に対する回答ですが、
井上正康氏に対してかける言葉が、「翁(おきな)の優しさ」に満ちていて、
先生よりも井上氏の方がだいぶ年上で「翁」なはずなのに、
先生の方が悟りが深いなと感じた次第です。
井上氏に、先生のこの優しさが届くと良いけれども、どうなんでしょうね。

No.58 10ヶ月前

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