昭和43号 のコメント

先日、発売されたはずの『コロナと敗戦/失敗の本質』本屋に捜しにいったところまだ置いておらず、代わりにふと目に留まった『春画でわかる江戸の性愛術』(宝島社)という本を買ってきました。

内容を少し紹介すると、掛け軸のM字開脚の女性を見て自慰をする男の絵や、子供どうしがモロ出し状態で夫婦ごっこする様子、また11歳の男児と6歳の女児が夫婦ごっこをして女児が怪我をしてしまった事件などが紹介されています。
江戸の町人の家は四畳半や六畳ほどと狭かったため親の性行為を目にすることも多く、当時の子供は性に早熟だったのだそうです。

また、成人年齢が男子は15歳(満年齢で13~14歳)、女子が13歳(満年齢で11~12歳)で、町娘の結婚適齢期は16歳(満14~15歳)頃と書かれています。
男食文化については、遊女よりも陰間の方が高額で、陰間のピークは16~17歳(満14~16歳)と解説されています。(ジャニー喜多川が好んだ男児の多くは正にピーク年齢の者達でした)
20歳を過ぎると幇間(ほうかん、男芸者・太鼓持ち)や、豪商や武家の裕福な女性を相手にする男妾(おとこめかけ)に転職する者が多かったそうです。

日本の男食文化については、連載中の『日本人論』でもかなり詳しく描かれていますが、さらに理解を深めるには買って損はない一冊だと思います。
暫くはどこの書店でも買えるようなので、興味のある方はいかがでしょうか。
ちなみに『コロナと敗戦/失敗の本質』は本日無事に購入できました。

No.66 12ヶ月前

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