くぁん のコメント

NHKの『ブギウギ』を観ていて、エンタメ(歌)は人に"情"を届けるものだとあらためて感じました。軍の偉い人が、淡谷のり子のモデルになっている歌手に、特攻隊員達の為に軍歌を唄うようお願いするも、彼女はそれを断り、特攻隊員達の熱烈なリクエストで"別れのブルース"を歌う。しかし、その特攻隊員達に「これで覚悟が固まった!」「思い残す事はない!」と、晴れ晴れとした顔で言われ、かえって打ちのめされてしまう彼女。
一方、笠置シズ子のモデルとなった歌手が、南方で戦死した夫に対し、頑なに弱みを見せず、戦時イデオロギーによって「悲しくない」と言い張る女性に対し「この人に歌を届けなければ!」と選曲したのが、同じく南方で自身の弟を亡くした時に作った歌であり、それを聞いた女性が頑なな心を溶かし、夫との、あまり良い思い出とは言えないような思い出を懐かしみ、噛み締める姿はとても良かった♪
"啓蒙よりエンタメ!"の真髄はコレではないか!?と思いました。
当たり前に湧き上がる感情を呼び起こす。とってもコレ大事だと思えて来ました☆ようするに『愛子さましか勝たん』!

No.165 11ヶ月前

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