昭和43号 のコメント

遅くなりましたが「甲斐バンド特集」を楽しく拝見しました。

時報と共にいきなり始まった『HERO』は、曲自体や演出は言うに及ばず、よしりん先生のカッコよさが際立ちました。プロの歌手でも60代になれば声量が落ちるし、ライブ中の話題のようにリズムに付いていけず粘るような歌い方になります。よしりん先生が70歳でこんなパワフルな曲を歌えるのは、ジャニーズの最新曲などをずっと聴き続けていたからだろうと思います。
そういえば最近テレビで時報って見ないですね。まだどこかの局でやっているのでしょうか。平成以降のテレビ(特にバラエティ番組)は視聴率を上げるため、時間ずらしや過剰な引っ張り、見所を予告でほぼ見せてしまう等、姑息な演出が増えすぎて番組の質を低下させているように思います。

続く『バス通り』と『そばかすの天使』は初めて聴きましたが、子供時代(70年代)に見たドラマ内で時々このような歌を聴いた憶えがあります。よしりん先生の歌唱力はこの時代のフォークソングで醸成されたのでしょうか。
ここの話題中によしりん先生が「若者が幼稚化させられている」と言われましたが、確かにそうかもしれません。
最近テレビでよく流れる昭和の有名人の映像を見ると、20代でもかなり大人っぽいと感じます。当時のアイドルを思い返せば、15~17歳前後でデビューし、20代中頃には何となくアイドル卒業かなというパターンが多かったような気がします。現在のアイドルは昔以上に可愛さ=幼さを要求され、結婚しづらい状況が10年以上続くこともあるので少し気の毒になります。
この他話題になった喫煙について、平成初期の頃でも中学男子の3分の1は喫煙経験があったそうです。
(参考)東洋経済オンライン:「たばこはカッコいい」が通用した昭和の記憶
https://toyokeizai.net/articles/-/265060?page=3

最後の『安奈』は有名な曲なので聴き馴染みがありました。
この曲を歌う前、歌詞よりダンスが重視されているかもという話を聞き、再びそうかもしれないと思いました。
演奏やダンスは素人なので想像するしかありませんが、曲自体が踊るためのものになっているため、歌詞やメロディーよりリズムが優先されているという事でしょうか。また、ダンスは人数が多い方が見栄えがするので、ソロ歌手は出にくい状況なのかなとも思います。

よしりん先生の話を補足する大須賀ディレクターの説明が興味深いです。
今後も楽しみにしております。長文失礼しました。

No.95 12ヶ月前

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