地獄の年末進行・・屈せずに配信どもです！日本人論７の感想から。
　以前のメルマガ・ブログの内容を凝縮した「教科書で教えない日本史」的な一作・前編です。そこに国民主義の視座を違和感なく入れられるのが、小林先生の強み。学習漫画とも違った位置づけです。
　「性に関して寛容（性嫌悪症に陥らない）」なのは、日本人の底流に流れている精神性であり、指摘されないと気づかないものでしょうね。売春に寛容な欧州の国VS非寛容な「アメリカ教」、という対比も見逃せません。「欧米」といっても、欧と米の間には、SDGｓ意識一つ取っても、大きな溝がありますから。
　江戸時代の「衆道」は、古代欧州の都市国家にもあったようです（主従の結束）が、同時に枕営業マインドの起点でもあった・・そして、そうした側面を歌舞伎役者たちが膨らませて、ジャニーズ文化への地盤を築いた。分かり易い流れですね。「文化を守ろう」と意識せずに「コロナ発生、文化は不要不急なので自粛せよ」と言う連中は、こうした「日本人としての、精神の底流」すら消え失せたのでしょう。文化的な「性嫌悪症」の患者でもあるので、やたらと規制をしたがりますから（そこは左右共に同じですが）。後編にも期待します。