殉教@中立派 のコメント

(メルマガの感想です)
 小林先生が「偏見」について書くのは「カリスタバス・児童襲撃事件」以来でしょう(地域の目と偏見で、防犯しようという内容)。偏見を「蓄積された慣習・共同資本」扱いするのは、現代では斬新な視座に思えます。近代の理性第一主義は、第一次世界大戦の勃発により崩壊しました。バークの懸念は当たったといえるでしょう。
 自分は、昔から「反〇〇主義」を掲げることが多く、意識的に「差別・偏見」の力で自我を保っているタイプであり(今もそうです)、一方で「理性」に対しては不信感を持っていました(人間の理性など、欺瞞でしかないとも思います)。
 とはいえ、偏見100%では男系ネトウヨと同列、理性100%ではキャンセル左翼と同列です。以下の2点が必要でしょう。
①理性と偏見のバランスを取る(お互いの足りない部分を補いあう)
②偏見を、現実と照らし合わせて刷新していく(男系バンザイという偏見→現実では、男系維持が困難だ→ではどうする?→新しい思索へ)
 近代の「主知主義」といえば・・・「姉歯建築・最新お注射への過信」「イスラム移民を無理やり同化させる」という形を取り。対抗するトランプ的陣営も、変化ではなく破壊に堕しています。
 オウムに対し「偏見」という武器で戦った小林先生。その偏見が外れたのは「明治憲法の主権者」「三浦瑠麗事件」「裏切らないアイドル」くらいでしょう。「信頼できる偏見」を探し続けて、それをヒントにして思想を鍛え、動物的直感も研ぎ澄ませていきたいです。

No.22 9ヶ月前

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